2005/12/12(月)Courier-Maildrop と バーチャルドメイン運用な Postfix の連携
2017/10/11 21:46
ウチでは、FreeBSD 5.4上で稼働させ、LDAPでユーザ管理やっていますが、同じように応用できました。
Maildrop は procmail 同様、ローカルメールサーバで使うメールフィルタですが、
バーチャルドメインの扱いなどが、procmail よりやりやすいので、こちらを採用。
入手は → こちら のページの下の方から。現行最新バージョンは 2.0.1 です。
Courier シリーズなソフトなので、他のソフト、例えば有名な Courier-IMAP と同様、
一般ユーザでコンパイルまで行い、インストールを root ユーザで行います。
こんな感じで作業を行います。必要ないオプションもあるかもしれません(爆)
% setenv CPPFLAGS -I/usr/local/include
% setenv LDFLAGS '-L/usr/local/lib -L/usr/lib -L/lib'
% tar xvyf maildrop-2.0.1.tar.bz2
% cd maildrop-2.0.1
% ./configure --prefix=/usr/local/courier
--with-etcdir=/usr/local/courier/etc
--enable-maildrop-gid=mailuser
--enable-trusted-users=vmail
--enable-trusted-groups=mailuser
--enable-syslog=1
--disable-tempdir
MAKE=gmake
% gmake
% su
# gmake install-strip
# gmake install-man
# cd /usr/local/courier/bin
# chmod 4755 maildrop
# chmod 4755 lockmail
※注意:事前に courier-authlib と pcre ライブラリのインストールが必要です。
./configure の部分は見やすいように、複数行にて記述しているが、実際は、改行せずに1行で入力。
ユーザ名・グループ名・ディレクトリは実際のマシンに合わせて適切に変更すること。
trusted ユーザIDの設定を行わないと、エラーになって配送しません。
chmod にて setuid しておかないと、エラー 0x06 になり、これも配送されません。
しかしまぁ、Courier シリーズはそこそこ造りの質は良いのに、日本語な情報が少なくて難儀しています。