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2005年12月05日の記事

2005/12/05(月)某市長、札幌オリンピック招致の是非を問う

 国内での候補選定が3ヶ月前倒しになったので、ちょっと焦りのようなものも感じますが・・・

 今の札幌市長は、基本的に
「銭使いたくないので、オリンピック招致なんぞやりたくない」
 のです。
 ただ、そういう禁欲消極姿勢が、社会全体の活動を停滞させ、
 さらに経済的にも北海道そのものの地盤沈下に直結することを多少は判ってきたようで、
 今回は1万人の市民に未作為抽出アンケートだそうな。。

 #ウチには来ていない模様

 札幌市の負担額は、2550億円程度だそうな。
 はっきり言って、思ったほどではなかった。
 市民1人あたりの負担は13万6000円。
 2550億を札幌市の2005年9月現在の人口187万5000人で単純に割り算すると、
 確かにそうなります。
 しかし、やりたくないが為の数字のカラクリが若干。
 30年返済で、毎年216億かかるとしています。
 2550億を単純に30で割り算すると、85億。金利含めて110億。金利負担が総額ベースで 30%か ?
 年間の維持費が106億円かかるということで、合わせて 216億。
 自治体なんだから、借り方・運営のやり方でどうにでも圧縮できるような気がするが。。

 絶対に夏季オリンピック招致すべきとは言わないが、
 招致しなかった場合のマイナス効果というものをきちんと認識していただきたいもの。


 「銭かけないオリンピック」を提唱して、誘致に乗り出すするくらいの気概が欲しいところ。
 でないと、現状では、アフリカや南米でオリンピックが開催されることは、金がかかりすぎるということで、永遠に来ないかもしれません。

 加えて最近の夏のオリンピックは、7月、8月といった一番暑い時期に行われることが多い。
 そうなると、既に立候補表明している東京や福岡は気候的に合わないのは確実。
 たとえ国内候補が東京か福岡に決まったとしても、IOCで開催地決めるときに、開催時期にこだわられてしまえば、かなり不利でしょう。
 札幌であれば、そこはかなり有利ですが。