2011/02/25(金)FreeBSD 8.2R/7.4R リリース 2017/10/12 4:23 サーバ運営・管理 今朝、 AM 5:00 過ぎにアナウンスが入りました。 ○ FreeBSD 8.2R リリースノート(勝手な和訳) - [amd64] FreeBSD/amd64は、物理的な記憶容量より等しいか大きいサイズの KVAスペースの確保をします。 この変更は、ZFSを使用するときしばしば起こる“kmem_map too small”パニックを防ぐのを助けるでしょ う。 - FreeBSD GENERICカーネルは現在、KDBとKDB_TRACEオプションでコンパイルされます。 8.2-RELEASEから、カーネルは、ddb(8)のようにデバッガバックエンドなしで stack(9) を使用することにより、panic時のスタックトレースを表示するのをサポートします。このことが panic時におけるGENERICカーネルのデフォルトの振舞いを変えないことに注意してください。 - FreeBSD の crypto(4) フレームワーク(opencrypto)は、XTS-AES(XEX-TCB-CTS、またはCipherText StealingがあるXEXベースのTweaked Code Bookモード)をサポートしました。(XTS-AESはIEEE Std. 1619-2007 で定義されます)。 - [amd64] FreeBSD/amd64カーネルにおけるXen HVMサポートが改良されました。 その他の詳細に関しては、xen(4)マニュアルページを参照してください。 - FreeBSDは、GPT(GUID Partition Table)を完全にサポートしました。 プライマリヘッダーとプライマリパーティション・テーブルのチェックサムは現在、適切に確かめられます。 - [amd64,i386] aesni(4)ドライバーが新設されました。 これは、インテルCPU上に、AESアクセラレータがあると、crypto(4)のためにAES操作を加速します。 - [amd64,i386] aibs(4)ドライバーが新設されました。 これは、ASUSマザーボードにてハードウェアセンサをサポートし、acpi_aiboost(4)ドライバーの置き換えになります。 - tpm(4)ドライバーに、信頼されるモジュール(トラステッドプラットフォームモジュール) 判定サポートが加えられました。 - xhci(4)ドライバーに、Extensible Host Controller Interface (xHCI) と USB3.0サポートが加えられました。 - FreeBSD Linuxエミュレーションは、video4linux APIをサポートしました。これは multimedia/pwcbsdと、multimedia/webcamdによって提供されたもの等の Linuxネイティブな video4linux ハードウェア・ドライバーを必要とします。 - miibus(4)は、一般的なIEEE802.3 annex 31B full duplexフロー制御サポートのために書き直されました。これに伴い、alc(4)、bge(4)、bce(4)、cas(4)、fxp(4)、gem(4)、jme(4)、msk(4)、nfe(4)、re(4)、stge(4)、およびxl(4) に伴うドライバー atphy(4)、bmtphy(4)、brgphy(4)、e1000phy(4)、gentbi(4)、inphy(4)、ip1000phy(4)、jmphy(4)、nsgphy(4)、nsphyter(4)、およびrgephy(4) をアップデートしました。 - 新しい netgraph(4) に node_ng_patch(4)が新設されます。 これは通り抜けるパケットのデータ変更を実行します。 変更は8、16、32の符号のない整数か64ビットのサイズでC言語操作の部分集合に制限されます。 - FreeBSD TCP reassembly は改良されました。 SMPシステムに影響する長年のバグが解消され、net.inet.tcp.reass.maxqlen sysctl(8)変数が、動的に変わるソケットバッファサイズを示します。 FreeBSDの パケット受信は、現在、接続スループットを向上させる以前より、かなり良好にパケット損失回復(特に待ち行列オーバーフローで引き起こされた損失)を扱います。 - siftr(4)、Statistical情報 For TCP Research(SIFTR)カーネルモジュールは新設されました。 これは、活発なTCP接続におけるさまざまな統計をログファイルに登録する機能です。 それはシステム管理者、開発者、および研究者を対象にした、非常に高度なTCP接続状態の測定をする能力を提供します。 - geli(8) GEOM クラスは、現在、デフォルトでXTS-AESモードを使用します。 - ディスクフォーマットのときに、ZFSを Version 15へアップデートしました。そして、OpenSolaris から ZFSに様々な性能改良を導入しました。 - Userlandサポート dtrace(1) が新設されました。これはuserlandソフトウェア自体の試験とカーネルとの相関関係を許容します。その結果、場面の後ろで先へ進んでいる状況の表示ができます。 dtruss(1)ユーティリティを加えました。そして、この機能をサポートするためにlibprocをアップデートしました。 - gpart(8)ユーティリティは、GPTパーティション・テーブルを回復できるようになりました。 - part(8)ユーティリティは、現在、GPTでGPT_ENT_ATTR_BOOTME、GPT_ENT_ATTR_BOOTONCE、およびGPT_ENT_ATTR_BOOTFAILEDに属性をサポートします。 コマンドラインの属性キーワードは、bootme、bootonceであり、それぞれbootfailedされました。 - libarchiveライブラリと tar(1) ユーティリティは、LZMA(Lempel-Zivマルコフ連鎖アルゴリズム)圧縮形式をサポートしました。 - newsyslog(8)ユーティリティは、デフォルトsyslogd(8) PIDファイルに優越するために -S pidfileオプションをサポートしました。 - newsyslog(8)ユーティリティは、新たに処理ファイル包含のために、特別なログファイル名をサポートします。 ファイル Globbingで、名前検出がサポートされます。 その他の詳細に関しては、newsyslog.conf(5)マニュアルページを参照してください。 - pmcstat(8)ユーティリティは、現在、トップソースとしてファイルとネットワークソケットをサポートします。 これはシステムの上で例えば、ローカルのシンボルなしでTCPの上のトップモニターを許します。 - tftp(1)とtftpd(8)ユーティリティは、より良い相互運用性のために改良されました。そして、それらは、現在、RFC1350、2347、2348、2349、および3617をサポートします。 - periodic スクリプトに zfs関連が加えられました。 その他の詳細に関しては、periodic.conf(5)マニュアルページを参照してください。 - periodic スクリプトに、ミスマッチしているチェックサムでインストールされたポートのファイルを見つけるスクリプトが加えられました。 その他の詳細に関しては、periodic.conf(5)マニュアルページを参照してください。 - sysinstall(8)ユーティリティは、デフォルトと最小のパーティションサイズに、以下の値を使用するようになります: /のための1GB、/varのための4GB、および/tmpのための1GB。 - ACPI-CAを20101013にアップデートしました。 - ee(1) をバージョン1.5.2にアップデートしました。 - ISC BINDをバージョン9.6-ESV-R3にアップデートしました。 - netcatをバージョン4.8にアップデートしました。 - OpenSSLをバージョン0.9.8qにアップデートしました。 - タイムゾーンデータベースをtzdata2010oリリースにアップデートしました。 - xzを2010年4月12日スナップショットから5.0.0リリースにアップデートしました。 - GNOMEデスクトップ環境(x11/gnome2)をバージョン2.32.1にアップデートしました。 - KDEデスクトップ環境(x11/kde4)をバージョン4.5.5にアップデートしました。 ○ FreeBSD 7.4R リリースノート(勝手な和訳) - GNOMEデスクトップ環境(x11/gnome2)をバージョン2.32.1にアップデートしました。 - KDEデスクトップ環境(x11/kde4)をバージョン4.5.5にアップデートしました。 - [sparc64] FreeBSD/sparc64が新たにサポートされました。 - [sparc64] FreeBSD/sparc64は、UltraSPARC IV, IV+, and SPARC64 V CPUをサポートします。 - alc(4)ドライバーは、Atheros AR8151/AR8152 PCIe Gigabit/ファースト・イーサネットコントローラを新たにサポートしました。 - bge(4)ドライバーは、BCM5718 PCI Express x2 デュアルポートギガビットイーサネットコントローラを新たにサポートします。 このファミリーは、BCM5714/BCM5715家の後継であり、IPv4/IPv6チェックサムのVLANハードウェア動作、TSO、タグ付け、ジャンボフレーム、MSI/MSIX、IOV、RSS、およびTSSが機能します。 ドライバーの最新版はIOVとRSS/TSS以外のすべてのハードウェア機能をサポートします。 - fxp(4)ドライバーは、i82550とi82551コントローラのVLAN上でTSOをサポートしました。 - re(4)ドライバーは、RTL810xE/RTL8168/RTL8111 PCIeのために64ビットDMAをサポートしました。 - rl(4)ドライバーは、現在、RTL8139Bか、より新しいコントローラ上でWoLをサポートしました(Wakeup on LAN)。 ※詳細は、それぞれのリリースノート参照下さい。 FreeBSD 8.2R 〔英文〕 FreeBSD 7.4R 〔英文〕
2011/02/25(金)iso-2022-jp の問題やっと解決 2017/10/12 4:21 はんかくさい とっくに既知のこととは思うですが、 マイクロソフト Windows において、 2011/02/10 頃に提供された修正パッチ KB2482017 を適用すると、JIS コードの問題は解消される模様。 書き込む時間なくて、報告できませんでしたorz