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本日の朝、アナウンスされました。
欧米圏では特に不吉とされる「13日の金曜日」なんですが、気にしないのかな :-)
例によって、いつもの機械翻訳+意訳を・・・
- 新しいインストーラーに bsdinstall(8) が加えられており、本リリースの一部として提供されるISOイメージによって使用されるインストーラーです。
- Fast Filesystem は、softupdates ジャーナリングをサポートしました。
- ZFS を Version 28 に更新しました。
- 最新の ATA/SATAドライバは、AHCIをサポートし、最新のCAMフレームワークへ移動しました。
- Highly Available Storage (HAST) フレームワークの導入をしました。
- カーネルは、Capsicum Capability Mode (サンドボックス環境提供を主な特徴とする) をサポートしました。
- ユーザレベルでの D-Trace を導入しました。
- TCP/IPスタックは、プラグ接続できる輻輳制御フレームワークおよび、利用可能な5つの輻輳制御アルゴリズム機構ををサポートしました。
- NFSサブシステムを更新し、NFSv3,NFSv2 に加えて、新たに NFSv4 をサポートしました。
- High Performance SSH (HPN-SSH) を導入しました。
- Flattened device tree (FDT) を埋め込み、FreeBSD コンフィギュレーションが単純になりました。
- powerpcアーキテクチャは、Sony Playstation 3 を サポートしました。
- LLVMコンパイラおよび clang を組入れました。
- Gnome version 2.32.1, KDE version 4.7.3 になりました。
今回は、DVD,CD-ROM,bootonly の ISO イメージに加えて、USBメモリから BOOT可能な機器向けに memstick バイナリイメージも提供されているようです。
また、リリースノートを見る限りでは、em(4) [Intel NIC関係]、re(4) [蟹マーク NIC関係]なども更新されているようです。
re(4) では新たに RTL8168E/8111E-VL/RTL8401E がサポートされています。
FreeBSD9 の運用環境への導入は、弊社では、3月中旬頃になりそうです。
FreeBSD 9 のリリースは、年越しをしてしまいましたが、RC3 から2週間以上経過しているので、そろそろか、というところです。
さて、今回はインストーラが置き換わるので、果たしてどの程度変わるのか気になるところです。いろいろ見ていたら、既に概要が出ています。
インストーラの概要はこちら → New FreeBSD Installer test and walkthrough
インストーラの具体的な説明 → FreeBSD ハンドブック-Chapter 3 FreeBSD 9.x 以降のシステムへのインス
トール (日本語訳です)
これだけだと、すんなりいけそうなのですが、MLなど眺めていると、Ports に収録されているブートローダには、使えないものがあるという報告も挙がっています。
同じPC上にて Windows と切り替えて FreeBSD を使用する場合、ハードディスクパーティションレイアウトの記録形式が異なるため、注意する必要がありそうです。
具体的には FreeBSD9 から GPT 形式と呼ばれるものに変わるようですが、Windows XP,Vista といったあたりは、GPT 形式に対応しておらず、旧来の MBR 形式なので、手動設定で MBR 形式にする必要があるようです
。
弊社には、そのような使い方をするPCはありませんので、さしあたり大きな問題にはならないですが、Windows 等と切り替えて使うような場合には、注意しないと、インストールで嵌るかもしれません。