2004/12/30(木)ロシアも駄々ごねか?

 最近、ロシアのプーチン大統領が、「4島返還要求に不快感」を示しているらしい。
 なんでも、1956年の「日ソ共同宣言」で、「色丹・歯舞を平和条約締結後に返還する」と明記してあり、批准までしているのだとか。
 おおよそ、強奪されたものを返還要求するには、あまりにもお粗末な話である。
 しかし、当時のソビエト連邦は、「領土問題は存在しない」の一点張りが長く続き、1993年にエリツィンが来たときの東京宣言で、やっとまともに問題として認識したという状況である。
 あのプーチン大統領は「私は法律の専門家」と威張る。
 だったら、1855年の日露和親条約(だったかな)の、国境線画定の事実を持ってくるべきだろう。
 プーチンのこの主張そのものが、どこかの公共事業なんでも反対派を見ているのとダブってしまうです。はい。