全国向け新聞の社説レベルが、1990年頃より、かなりの勢いで没落してるが、これはそれを端的に示すものです。
これは、某市長の間抜けな行動にも匹敵、いやそれ以上かも。久々に。(爆)
日本経済新聞社 社説・春秋 12/10 より引用:
社説2 整備新幹線、頭冷やし再考を(12/10)
譲渡収入とは別に見込む国費、約3400億円も貴重な公共事業費だ。鉄道に使うなら大都市部のほうが優先度は高い。
いまだに混雑する列車で会社に向かう人々の苦痛を整備新幹線の地元の人はご存じか。
せめて財政収支改善のメドがつくまで着工を待てないものだろうか。
「財政収支悪化」の根本原因。
これがこの社説を書いたお間抜け記者にはまるで分かっていないらしい。
いや、これが首都圏で政治に無関心な層の一般的感覚だとしたら、日本は間違いなく近い将来に滅ぶでしょう。
財政悪化の根本原因のひとつは中央官公庁のコスト意識の欠如と社会保障費の急激な増大。
更にあらゆる分野で、日本のグランドデザインを描けていないことによる無駄使い。
かろうじてこのグランドデザインが描けているのは、高速鉄道(新幹線)と高速道路くらいのもの。
そして、在京マスコミがこの2つを徹底的に叩く。地方から見ると、東京以外は日本ではないのか、という感覚。
税収低下の原因のひとつは、間違った競争。資本主義な以上、価格競争に限界があるのは誰が見ても明らか。
しかし、質の向上競争は殆どやらない。儲かる/儲からないが先にきてしまう。
やっても一歩低く評価され、継続しにくい。
本当にこの話題始めると、原稿用紙20枚くらいは軽くいってしまいそうだし、
余り長く連ねると、馬鹿丸出しになってしまうので、このへんにしときます。(爆)
通勤列車の混雑をいうなら、σ(^^) は、
『悪天候や事故の度に飛行機の欠航で、経済活動に大きな障害と損失を伴う苦痛を、
通勤列車で会社を往復する人はご存知か』と。
まぁ、判らん奴には永遠に判らないのが悲しいところだが。
「財政収支改善まで待て」?? その論理で30年放置プレイされて、全国でも最悪の部類になる経済状況。
(北海道の)産業構造転換には、新幹線のようなのが絶対に必要。
経済を語る新聞なら、それくらい勉強すれ、カス記者が。というところ。