2005/09/29(木)直流安定化電源装置のディジタル電流計部分
2017/10/11 22:16
アナログスイッチは問題であることは判っていますが、それ以前の問題が...
レンジ切り替えで、×1(20A)、×10(2A)、×100(200mA)、×1000(20mA) をさせ、このアンプの利得を制御します。
おそらく×1000は実用上、正確な表示しないと思いますが、おまけということで。。
ずばり、「正しい値をぜんぜん表示しない」のです。
0.1Ωの電流検出抵抗両端の電圧を増幅して、その電圧を計測させることで電流を知る仕組みで、IC14 MAX420CPA というICがその増幅器です。
このICはチョッパ型OPアンプというもので、定番のICは ICL7650 か ICL7652 ,ICL7653 あたりです。
入手できなかったので、代替として、MAX420 を採用したのですが、本来は±15V で動作させるICのようです。
ICL7650 を使いたかったのですが、このICは±5V動作。
このあたりの事情なのか、根本的に回路が間違っているのか、ICが逝っているのか、全く見当がつかない状態。
参考までに回路図中の DVMI+ ― DVMI- 間に電圧を加えて実験した結果が以下です。
レンジ | 100mV印加 | 1.3V印加 |
×1 | 9 | 14 |
×10 | 10 | 66 |
×100 | 22 | 3256 |
×1000 | 58 | 8430 |
増幅率は切り替わっているようですが、どうみても10倍単位になっていません。
本来であれば、100mV 印加時、 ×1 時は 1000、×10 時は 10000 を表示するべき(ICL7135が 4 1/2桁仕様なので) なのですが....
何が問題なのか全くわからないので、識者のツッコミ希望...orz