2005/07/08(金)色の3原色/光の3原色
2017/10/11 24:37
「色の3原色」にはこのように2種類あります。
一つ目は、「光の3原色」というもの。
自ら光を出すものがこの方法です。
異なる原色同士を混ぜ合わせると基本的に明るくなり(明度があがる)、
全部の3原色の合成で白くなるので、加法混色といわれます。
RGB方式とか、RGB混色とも言われます。
テレビジョンやコンピュータディスプレイのブラウン管、カラー液晶表示、
フルカラー発光ダイオードなどがこれです。
2つ目は、「色の3原色」というもの。自ら光を出さないものがこの方法です。
異なる原色同士を混ぜ合わせると基本的に暗くなり(明度がさがる)、全部の3原色の合成で黒になるので、
減法混色といわれます。
CMY方式とか、CMY混色とも言われます。
殆どのカラー印刷物、カラープリンタなどがこれです。
光の吸収度合いで色が違って見えます。
例えば、海の色が青っぽく見えるのは、赤と緑の光を吸収し、青を反射するからです。
白の光を当てたとき、
赤色の光の吸収はシアン(水色)、青色の光の吸収は黄色、緑色の光の吸収は紫(マゼンダ)になります。
この関係は加法混色で白になる組み合わせになります。
カラープリンタの色あいがおかしくなったら、減法混色の方の色の3原色を思い出すと良いです。
何の色インクが不足しているかが理解できることでしょう。
ただ、黒は多用するので、黒は別カートリッジになっているカラープリンタが殆どですので、この点だけ留意を。