2018/02/20(火)IPv6 の基礎(1) - ネットワーク機器類の取扱説明書を見る時、得意になれそうな知識
2018/02/20 5:09
あくまでも「備忘録」です。はい。
筆者がかねてから想像していたとおり、今まで嗜んできたIPv4 とは毛色が違うし、似て似つかないものがあります。なので、初心者から「志を持って」(何のだ・・)猛勉強中です。
そんな中、各種のネットワーク機器を家電量販店やICT機器専門店などで買うときや、買った後で知っておくと、
IPv4 は、軍事・学術研究から行き当たりばったりで進化してきた技術ですが、
IPv6 は最初から民生用途が意図されていて、万人共通の定義づけがいくつかあります。
ここがまず IPv4 と違う世界ですね。
IPv6 の世界で先ず使われる用語の基礎用語として、以下があります:
■ ノード
IPv6 通信機能を持った機器全てを指す。
具体的には、パソコン、ネットワークプリンタ、ルータ、サーバを指し、ハブやスイッチングハブなどはノードに含みません。
図示していませんが、スマートフォン、タブレットも「ノード」です。
ノードは「ルータ」と「ホスト」の2つに区別されます。
■ リンク
ハブやスイッチングハブ、無線LANアクセスポイントなどを介して、ルータ超えしないで直接イーサネットやWiFiで通信可能な装置間接続を指します。
ルータ同士の通信も「リンク」です。
ルータ超えの通信は「リンク」ではありません。
■ サイト
1つ以上のリンクからなるLANを指します。
ルータが複数あっても、インターネットに出ていかずに別のリンクと接続するLANは、接続ルータ先のリンクもまとめて「サイト」になります。
ただ、この概念は古い IPv6 の資料には出てくるのですが、現在は使いません。
古い IPv6 の資料を読むときに必要となります。
■ ルータ
ノードのうち、リンク外部との通信中継・リンク内部通信の取りまとめを行う機器を指します。
インターネット接続には不可欠な装置になります。
■ ホスト
ノードのうち、ルータ以外の全ての機器を指します。
受信時、自ホスト宛は処理できるが、他ホストへ転送出来ない機器全てがホストです。
パソコン、ネットワークプリンタ、サーバ、スマートフォン、タブレットなどは、典型的なホストの一例です。
リンク内でも他ホストへの送信は、基本的にルータが取りまとめて処理します。
■ 近隣ノード
リンク内で通信が直接到達可能なノード全てを指します。
これらは概念として理解しておくと、後々 IPv6 の理解が楽になります。