2023/11/03(金)FreeBSD14 と FreeBSD12

2023/11/03 7:07 サーバ運営・管理
最低でも月に一度は記事をアップしようという目標を密かに立てていたのですが、実際、殆ど時間的余裕が無く、最後の投稿から7ヶ月経過してしまいました。。
質問やコメントにも目を通しているものの、殆ど反応出来ずな状態です。

さて、いつの間にか FreeBSD 12は、リリースから5年が経過しようとしています。2018/12/11 に 12.0 がリリースされました。
メンテナンスサポート期間は5年と定められたため、5年後の月末を以ってサポート終了です。
20231103.png

〔FreeBSD 公式サイト日本語版より https://www.freebsd.org/ja/security/#sup
FreeBSD 12.4 を稼動させるサーバ機器が7台あるのですが、そのうちの5台を急遽 13.2 (2023/04/11 リリース)へアップデート中。

さて、FreeBSD 14 ですが、これもいつの間にか近日リリースなのです。
FreeBSD14.png

〔FreeBSD 公式サイトより https://www.freebsd.org/releases/14.0R/schedule/

どういう新機能等があるのか、概要の意訳をして確認してみました:
・root アカウントのデフォルトシェルは、sh(1) になる。 → 何で?
・デフォルトのMTAは、sendmail(8) から dma(8) に変更される。 → 既に Postfix 使いなので、関係ないか?
・Locale が CLDR41.0 , Unicode 14.0 に対応 → ちょっと対応遅いと思う。
・Base64 ライブラリが標準装備になった
・portsnap は削除した。代わりに git を使え。 → えぇぇ!?(でも gitup が使えそうだ)
・pw(8),bsdinstall(8) は、ユーザホームディレクトリを /usr/home 配下ではなく、/home 配下に作成するようにした。→ まともにするための改修ですね。
・libfido2 ライブラリが 1.13.0 になった。→ あれ、既に(大手企業で流行りの)パスキーに対応しているらしい。
・OpenSSL ライブラリが、1.1.1 から 3.0.12 になった。→ 流石にこれはアップデート必須です。
・mergemaster(8) は非推奨になった。代わりに etcupdate(8) を使え。→ えぇぇ!?
・デバイスドライバ amr(4)、iir(4)、mn(4)、mly(4)、nlmrsa(4) 、twa(4) は削除した。→ 時代の流れだね。
・Wi-Fi6 に対応した。 → やっとか。
・FreeBSD15 以後は 32bitプラットフォームをサポートしない。但し、互換機能で32bit アプリケーションの動作は可能とする。 → これも時代の流れですね。。2029年には32bitCPU でFreeBSD は動作しなくなるのかな。

他、多くの項目ありますが、当方が興味なかったり、説明が難しかったりしたので、結構端折っています。

〔2023/12/16 追記〕
FreeBSD14 は、2023/11/20 付けでリリースされました。
FreeBSD13同様、5年間のサポート(2028/11/30 まで)を実施するようです。
また、本家から日本語のページが無くなってしまいました。非営利ベースで担当出来る人が居なくなった模様。