2017/12/09(土)FreeBSD Ports のgnuplot は使い物にならなくなった・・・

2017/12/09 5:34 サーバ運営・管理
gnuplot とは、グラフを描画するための有名なソフトウェアで、かれこれユーザ歴だけは15年ほどになります。

弊社では今まで gnuplot を安直に FreeBSD Ports コレクションからインストールしていたのですが、余計なものが依存関係で入って来るのが悩ましいところでした。

そこへいつものように FreeBSD Ports コレクションからアップデートを図ろうとしたところ・・・
なんと、X11 ライブラリ群がデフォルトで依存関係として入ってしまうようになったのです、、、
X11 サポートを外すことが出来なくなった。。致命的です。

弊社の環境では、単純にグラフが PNG や GIF,JPEG 形式で描画できれば十分で、X11 なんぞ邪魔!!!
ということで、止む無くソースコードから構築することにしたのです。
ちなみに現時点での最新は 5.2.2 です。

多機能な分、構築作業が複雑そうだなという先入観が強かったのですが、結局、
# setenv CPPFLAGS '-I/usr/local/include -I/usr/include'
# setenv LDFLAGS '-L/usr/local/lib -liconv -L/usr/lib'
# ./configure --with-readline=gnu
# gmake
# gmake install
で、済むようです。FreeBSD 11.1R-p5 (amd64) の環境で確認しました。

注意点としては、gnuplot 本体をインストールする前に、libpng 等のグラフィックスライブラリ、readline ライブラリ、IPAやkochi等の日本語フォントを予め Ports などでインストールしておく必要があります。

-liconv オプションは、どういうわけか libiconv がリンク出来ないというエラーを吐いて構築が中断する状態になるので、その回避策として追記したという状態です。