2015/09/17(木)fml Ver 4.04 の Perl 5.22 対応
2017/10/12 19:02
fml はPerl で動作する有名なメーリングリスト提供ソフトウェアで、弊社でも使っていますが、どうやら Perl 5.22 にすると動作しなくなるようです。
12年も前に作られた代物なので、これだけ長寿命なのも素晴らしいですが、さらなる長寿化ヾ(^^; を図らないといけないので、対策しました。
以下の2箇所を修正することで対応できるようです。
fml.pl 693行目:(単にコメントアウトする)
# $* = 0; # match one linejcode.pl 677行目以降:(以下のように変更)
参考 jcode.plでdefined(%hash) is deprecated at ../perllib/jcode.pl line 684.のエラー 〔アイスポテト - C#|Tex|Perl|東京凰籃学院〕
sub z2h_euc { local(*s, $n) = @_; # &init_z2h_euc unless defined %z2h_euc; &init_z2h_euc if (! %z2h_euc) ; # $s =~ s/($re_euc_c|$re_euc_kana)/ # $z2h_euc{$1} ? ($n++, $z2h_euc{$1}) : $1 # /geo; $s =~ s/($re_euc_c|$re_euc_kana)/$z2h_euc{$1} ? ($n++, $z2h_euc{$1}) : $1/geo; $n; } sub z2h_sjis { local(*s, $n) = @_; # &init_z2h_sjis unless defined %z2h_sjis; &init_z2h_sjis if (! %z2h_sjis) ; $s =~ s/($re_sjis_c)/$z2h_sjis{$1} ? ($n++, $z2h_sjis{$1}) : $1/geo; $n; }680行目付近の3行コメントアウトの部分は、3行にまたがってる判りにくい部分を単に1行にまとめているだけなので、修正しなくても大丈夫だと思います。
2015/09/07(月)Postfix を 3.0 系にしてみた
2017/10/12 19:00
その過程で Postfix も 3.0 系にしました。
Postfix 3.0 系(一部では Postfix 2.12 というアナウンスもあるが同じです) のハイライトは、国際化メールアドレスのサポートでしょうか。これは SMTPUTF8 と言われており、公式サポートは Postfix 3.0 が最初のようです。
尚、完全なサポートは Postfix 3.1 系のリリースになるらしいです。
これは早い話、電子メールアドレスに、ネイティブ言語が使えるという機能で、文字コードは UTF-8(Unicode) に限定されるという代物です。
要するに
はんかくさい日報@ベースカーネル.jp
みたいなメールアドレスが使えるというものです。電子メール本文も UTF-8 での使用になります。(と、いうことは多言語の文字を混在できるということ)
↑ 言い切っているけれど、ここちょっとあやしい
日本のように既に電子メールが普及している国では、それほど大きな需要がないのですが、どこの誰か使うか判りませんし、今後は受信する場面も出てくるかもしれませんので。。
また、メールサーバ的には対応しているけれど、Thunderbird 等でのソフトウェアで対応しているかどうかまではちょっと判りません。皆さまの方がご存じでしょう。
弊社では発信アドレスは日本語対応(というか国際化対応)していませんが、
受信電子メールの送信元、返信・転送メールの送信先と転送先は国際化対応できているはずです。(「できているはず」というのは確認できる環境がないため)
弊社で電子メールサーバを預かっている方は、利用した機会があったら「使えた/使えなかった」レポートをください。
2015/04/04(土)FreeBSD 10.1 上における dovecot 2.2.x の構築
2017/10/12 18:54
FreeBSD 10.1 では、dovecot の構築の最終段階に入る際(実行形式ファイルの生成と思われる)、以下のようなエラーになり、コンパイルが出来ません。
dovecot 2.2.15 、dovecot 2.2.16 でこの現象を確認しています。
../lib-charset/.libs/libcharset.a(charset-iconv.o): In function `charset_to_utf8_begin': /usr/local/src/dovecot-2.2.16/src/lib-charset/charset-iconv.c:27: undefined reference to `libiconv_open' ../lib-charset/.libs/libcharset.a(charset-iconv.o): In function `charset_to_utf8_end': /usr/local/src/dovecot-2.2.16/src/lib-charset/charset-iconv.c:46: undefined reference to `libiconv_close' ../lib-charset/.libs/libcharset.a(charset-iconv.o): In function `charset_to_utf8_reset': /usr/local/src/dovecot-2.2.16/src/lib-charset/charset-iconv.c:53: undefined reference to `libiconv' ../lib-charset/.libs/libcharset.a(charset-iconv.o): In function `charset_to_utf8_try': /usr/local/src/dovecot-2.2.16/src/lib-charset/charset-iconv.c:76: undefined reference to `libiconv' cc: error: linker command failed with exit code 1 (use -v to see invocation) *** Error code 1このような場合は、src/lib-charset/Makefile.in を、dovecot 構築開始前に以下のように編集してから構築作業を始めると回避できます:
● 92行目付近
CONFIG_CLEAN_FILES = CONFIG_CLEAN_VPATH_FILES = LTLIBRARIES = $(noinst_LTLIBRARIES) -libcharset_la_LIBADD = +libcharset_la_LIBADD = $(LTLIBICONV) am_libcharset_la_OBJECTS = charset-iconv.lo charset-utf8.lo libcharset_la_OBJECTS = $(am_libcharset_la_OBJECTS)(先頭を- で示している行を削除し、先頭を + で示している行を挿入する)
参考: 2.2.16 link failure on FreeBSD 10.1, with patch