2015/10/19(月)管理用の室温計を製作中・・・

2017/10/12 19:04 電子工作
新たに必要になったので、先週あたりから始めています。
8月に製作作業に入りたかったですが、諸事情でこの時期に作業しています。
自らの設備で使うため、試作機=実用機です。
DSC_0165.JPG

不足部品だけを購入し、あとは手持ちの在り合わせなので、今回新たな費用は 4,000円前後で済んでいます。
すべて新規で部品調達からしたら、少なくとも20,000円はかかってしまう。

ネットワーク超しで計測データを取得する必要があり、対応させようとすると、どうやっても原価が高くなりますね。

製品として販売するとしたら・・・ 今のところ受注生産の形になってしまいますから、どう頑張っても 40,000円以上になってしまいますね。
ケース無しキットなら、半値くらいにはできるかもしれませんが・・・

2014/03/13(木)トランジスタによる論理反転の無い 3.3V → 5V/12V etc.. レベルシフト

昨今では、このような課題はICを使えば済むのですが、
ICを使うほどでも無いとか、使えないとか言う場合も多々あります。

今回は、ICを使うほどでも無いのと、電源電圧の問題でトランジスタによるレベルシフト(しかも、論理反転しないもの)が必要でした。

たぶん、一定の汎用性があると思います:
20140313.png

Vcc は、レベルシフト後のHレベル電圧より若干高い電圧を与えます。
ここでは例示として、 6V としましょう。

Rc は、Hレベルのときに流れる電流で電圧降下を起こすので、その電流を加味して決めます。
ここで 100μA と仮定すると、10kΩでは1V の電圧降下になります。

RB1 と RB2 は、ベース電極の電圧が、Hレベルとして判定させたい電圧 + VBE(0.6V) になるように分圧するようにします。

ここでは、RB1 と RB2 は同じ 30kΩなので、ベース電極の電圧は 3V になり、エミッタ電極の電圧が 2.4V 以上になれば、Hレベルと判定されます。

ところで、提示の回路には、ダイオードが入れてあります。
これは、回路的にVEBOを超える逆電圧が加わる可能性があったために入れたもので、通常は不要と思います。ちなみにこのダイオードを入れると、エミッタ電圧がダイオードの順方向電圧分だけシフトした形になり、更に 0.6V 低い電圧 1.8V 以上でHレベルと判定されることになります。

つまり、この回路は、トランジスタのベース・エミッタ間電圧(VBE)が 0.6V 以下なら、トランジスタは OFF(C-E間は非導通)するので、Vcc の電圧がそのまま OUT に現れ、
0.6V を超えると、トランジスタは ON (C-E間導通)するので、コレクタ電極の電圧がほぼゼロになるという動作を、エミッタ電極に与える電位差でコントロールしています。
Lレベルのとき、RC によって電流制限されるので、このときの電流にも留意する必要があります。この回路定数では、VCE(sat) を無視すると、600μA になります。

C-MOS IC の場合は問題ありませんが、TTL IC を接続する場合は、この回路定数では問題が起きると思います。RC を適宜変更してください。
RB1 と RB2 は、トランジスタの hFE分の1×10倍程度以上のアイドリング電流が流れれば十分です。あまり小さい抵抗だと、回路の消費電流が無駄になるだけですので、RC の数倍から10倍程度でいいでしょう。

2014/01/23(木)NPN 型単安定マルチバイブレータ

2017/10/12 05:54 電子工作
これが案外苦労したので、自分メモ。。
基礎の範疇ですが、「マルチバイブレータ」と称する電子回路には

・非安定マルチバイブレータ
・単安定マルチバイブレータ
・双安定マルチバイブレータ

の3種類があります。電子回路を勉強している方なら、皆知っている。

Google 先生に尋ねれば「非安定マルチバイブレータ」の実例集は多いが、
単安定マルチバイブレータは殆ど出てこない。
それは、「非安定マルチバイブレータ」が基本回路であり、
単安定と双安定は応用の範疇だからです。

今般、システム設計の依頼があったため、要件仕様を満たすために、単安定マルチバイブレータを、トランジスタで組むことにしたのです。

単安定マルチバイブレータは、短いパルスを一発出すと、より長時間の一定時間単発パルスを出す回路です。
簡単にいくと目論んでいたが、教科書どおりに回路組んでもまともに動作しない・・・

結局、落ち着いたのが以下の回路:
20140123.png

この回路定数で約7秒弱のアクティブHなパルスが出力(Q2 のコレクタ電極)に出てきます。
このパルス幅は、0.693R42 (sec) になります。
1とR2でCR微分回路を形成し、押しボタンスイッチを押すことで、トリガパルスを発生させます。図中の回路定数では、計算上では、10nF × 10kΩで 100μs になります。

図中では、アクティブHのトリガパルスをQ1 のベース電極に与えていますが、古い文献ではアクティブLのトリガパルスを、Q1 のコレクタ電極に与え、更にQ1 のベース電極を負電源に接続したり、抵抗を介して接地している例示が多いですが、抵抗を介して接地する方法を実際に試すと、まともに動作しないようです。回路定数の問題かもしれませんが、、

また、負電源なんて論外。実用的にそのような面倒且つコストアップに繋がる回路は採用できません。

CR微分回路は、この回路の場合、スイッチを離したときに負電圧のパルスが出るため、それを阻止するために、D1を入れます。こうすることでトランジスタQ1の破壊を防ぐ役割もあります 。

3 は、C2の充電電荷による、トランジスタQ2の逆耐圧破壊を防ぐためのものです。電源は +12V であり、このトランジスタ(2SC1815) のベース-エミッタ間逆耐圧は 5V しかないため、逆耐圧が 30V 以上あるダイオードで保護するのです。ここは最大で 12V の逆電圧がかかる可能性があります。

2 は、ダイオードD3 を入れることで、0.6V 程度の電位差が生じ、安定動作を妨げるため入れてあります。このあたりが実用にあたって、教科書どおりでは駄目なところらしい。

本当は手持ちの余りがあった PNP型トランジスタ 2SA1015 でやりたかったのですが、これもどうも上手く出来なかったのでした。これは恐らく回路組み上げのミスでしょう。
基本的にPNP型でも出来るはずなので。。。

2012/11/29(木)最近のパソコンは、RS-232C 出力が無いので・・・

2017/10/12 05:07 電子工作
筆者は、クライアントPCに*仕方なく* WindowsXP を使っていますが、8年9ヶ月使い続けたマザーボード・AthronXP 2800+・1GByte メモリでは能力の限界を感じ、カネは無いけれど、ハードウェアのリプレースを 試みました。

今年3月に購入して使っていなかった新品の MicroATXマザーボードに、AMD FX4300CPU、16GByte メモリ、500GB+1TB SATA3 HDD、460W ファンレスユニット電源 という組み合わせ。
とりあえず、その他のものは現用中古品で充分なので、それを流用しました。

最近のデスクトップPC向けマザーボードは、RS-232 コネクタの無いものが多くなりました。当該マザーボードもそうなのです。なので、この画像のように、昔のマザーボードに付属してきた RS-232C 拡張ブラケッ トを流用します。
20121129_1.jpg

外部には出ていませんが、マザーボードにはピンヘッダによる RS-232C 端子があるのです。最近のマザーボードは、代わりに USBコネクタがたくさんあります。
HDMIコネクタなどもあります。
これで配線して、いざテストすると通信できません。。。
どうやら、ピン配置がおかしい??

20121129_2.jpg 20121129_3.jpg

どうなっているのかわからないので、分解してみました。案外簡単だった。。(爆)
見難いけれど、明らかに変な配線でした。右の画像だとわかるかも。
上5列が画像右から1→5、下4列が画像右から6→9という番号の振り方ですが、上下交互に配線してあります。

20121129_4.jpg
早速、ハンダこて握って、配線やり直し。作業完了後、元に復旧し再度通信テストすると、うまく行きました。

これぞ無駄使いの削減・有効活用です。
しかし、古いものを活用するという行為は、手間暇がかかりますね。

2012/04/12(木)ノートパソコンのACアタプタ修復

2017/10/12 04:55 電子工作
技術というほどの内容ではないですが・・・

6年くらい使用しているノートPCのACアタプタの先端のDCプラグが、昨年秋頃から断線しかかるようになり、ついに逝ってしまいました。。の様子です:
20120116_1.jpg 20120116_2.jpg

こんなとき、案外ACアタブタごと買い換えたり、新しいノートPCに買い換えたり、、という方々は案外多い。
しかし、当方のようなエンジニアに言わせれば、たかがACアタプタです。部品買ってきて、プラグを交換することで済みます。

こんな感じに修復しました:
20120116_3.jpg

でも素人にはあまりお勧めできませんね。(^^;
同じことを考えた方。自己責任でお願いします。

2012/04/03(火)温度センサーの改良

2017/10/12 04:53 電子工作
DS1820 というディジタル出力の温度センサーをまる7年使っていますが、管理上、Web 画面 でしか確認できないのは、運用管理上、さすがに不便を感じるので、リアルタイムに直読できるように、ハードウェアを改 造しました。

〔改造前〕
改造前

〔改造後〕
改造後

改造後の画像で、左側がサーバ設置室の室温、右側が外気の気温。
ここ札幌は、4月になったというのに、マイナス(氷点下)の気温です。
マイナス符号が点灯していますが、画像ではわかりにくい。。orz
ここ数年、あまり無かった寒さが続いています。

回路設計・組み上げよりも、収納ケースの加工にえらい時間かかって、結局、着手から10日くらいかかっています。

2011/09/12(月)電力用 MOSFET の消費電力計算方法

2017/10/12 04:36 電子工作
トランジスタには、コレクタ損失と呼ばれる電力損失があります。
同じようにFETにもドレイン損失と呼ばれる電力損失があります。

ここでは特に電力駆動に用いる MOSFET についての計算方法を示します。


青文字は、素子の特性をメーカカタログ・規格表などから参照。
緑文字は、設計者が決める部分。

swは、表記が悪いが、ここではスイッチング遷移時間を示します。
一般に、tr(上昇時間) < tf (下降時間) 且つ td(on) (ターンon時間) < td(off) (ターンoff時間) なので、ここで採用する値は、tf + toff とします。

もし、tr > tf だったり、ton > toff の場合は、値の大きい方を採用するといいでしょう。

ジュール発熱というのは、FET の on 抵抗による、抵抗発熱を言います。
最近の電力用MOSFET には、on 抵抗が 40mΩ以下のものもあり、TO-220タイプのものでも 10A 以上の直流電流を放熱板無しで扱うことが可能なケースもあります。

2010/03/04(木)抵抗器などのカラーコード

2017/10/12 03:47 電子工作
たまには、電子工作の基礎的な内容を・・・
20100304.jpg

電子工作をしたことのある方々には見覚えのあるものか、と思います。
これを理解していると、ラジオキットなどの組立が楽に、面白くなります。

抵抗器にも色々な大きさや形状のものがありますが、多くは上記の画像のように4本ないし5本のカラーコードが書かれています。
大抵は端に寄っている側から読んでいきます。
端に寄っている側から
・実数部(最初の2本:4本ものの場合、又は3本:5本ものの場合)
・仮数部(10の何乗かを示す)
・許容誤差(実際の抵抗値は表記値よりどの程度の誤差があるかを%単位で示す)

カラーは0から9に特定の色が割り当てられており、以下のようになります。

 実数部仮数部誤差
 (茶)×10±1% 
 (赤)×100±2%
 (橙)×1000
 (黄)×10000
 (緑)×105±0.5%
 (青)×106 
 (紫)×107 
 (灰)×108 
 (白)×109 
 (黒)×1 
 (金)×0.1±5%
 (銀)×0.01±10%


判り難い場合も多々ありますが、その場合は金や銀のカラーコードで無い側から読んでいきます。
上記画像の上の抵抗器の例では、
緑・青・赤・金の順になっていますので、5・6・×100・±5%ということになり、
56×100 ±5% → 5600Ω ±5% → 5.6kΩ±5% ということになります。

また、上記画像の下の抵抗器の例では、
茶・黒・黒・橙・茶の順になっていますので、1・0・0・×1000・±1%ということになり、100×1000Ω ±1% → 100000Ω ±1% → 100kΩ ±1%ということになります。

2008/07/18(金)PCノイズ除去

2017/10/11 08:09 電子工作
お手持ちのパソコンにて NAVTEX や 気象FAXを受信するために、受信機のAF出力を直接PCのサウンドカードなどのライン入力やマイク入力に接続して使っている方も多いと思います。
しかし、こうすると、オーディオケーブルがアンテナになって、受信ノイズが増えることがあります。
当方でもその現象が起きて悩んでいました。
しかし、GNDを分離すると効果が大きい、という話を聞いてやってみることにしました。

200806041.png

上記のようにとても簡単な回路です。
オーディオ用ドライバトランスのひとつである、山水のST-75 を2つ使ってラジオ側のアースとPC側のアースを電気的に分離します。
これだけの話です。

ST-75 は、1次側が10kΩ、2次側が600Ωで2次側はセンタータップがついています。
今回は、センタータップは使いません。たいていは1次側が入力、2次側が出力です。逆でも使用できますが、インピーダンスが合わないと、過大入力になったり、過小入力になったりします。
電子工作の経験があれば、小一時間で作ることが出来るとおもいます。
材料費はおよそ 1400円くらいです。

200806042.jpg

効果の程は・・・
ケーブルを接続すると、350kHz ~ 460kHz 付近のノイズが増えて、和文NAVTEXなどが受信しにくくなる影響あったですが、かなり改善されています。測定器などないので、客観的なデータを示すことが出来な いのがアレなんですが。。
簡単なものなので、お試ししてみる価値はあると思います。

なお、接続するケーブルはシールドケーブルにしましょう。

2007/04/08(日)共振現象をグラフで説明する(爆)

2017/10/11 09:19 電子工作
仕事の合間にちょっとずつ書き物やってまして。。〔関係者外謎〕

serialtune2-thumb.png patareltune2.png


左が「直列共振回路」、右が「並列共振回路」というもの。
画像クリックで大きな画像が表示されます。
ラジオのチューニング(選局)部分に使われる、ごくごく基本的かつ欠かせないものなんですが・・。
ラジオのチューニング部分にて一般的に使われているのは並列共振回路の方が多いようですね。

ラジオというのは、共振周波数を受信するように作られ、共振周波数を変化させることで選局する仕組みになっています。

いわゆるお絵かきソフトとか画像処理ソフトでは、グラフを書くのはしんどいので、
何かないのかなぁと窓の杜 で見つけたのが、このソフト → FunctionView

微分とか積分とか忘れかけていて、複素数なんかもかなり昔、学校で習ったままで復習せねばと思っていたりします。
理解していると、この手の技術書眺めるのすごく楽になるので。。

赤の実線は、選局する周波数を通過させる特性を示すと思って頂いてよいです。
直列共振の場合は、一番谷底のようになっているところが選局した局の周波数を通過する部分、
並列共振の場合は、赤い突起のようになっている部分がそれです。
これを誰にでも判るように説明するのは、自分の脳力ではちょっと困難を伴いますね。orz