2014/02/05(水)MZ-2500 の FDD を修理する - 動作確認編
2017/10/12 5:58
SuperMZ とか、火の鳥とか呼ばれていました。
筆者は 1986年、新品で購入しました。
このシリーズは4つあり、
MZ-2511:FDD 1台・80B/2000モード・フルロジカルコントロールデータレコーダ付き
MZ-2521:FDD 2台・80B/2000モード・フルロジカルコントロールデータレコーダ付き
MZ-2531:MZ-2521 の改良版(SuperMZ V2)
MZ-2520:MZ-2521 から 80B/2000モードとフルロジカルコントロールデータレコーダを取り去ったもの
とあります。Google で検索すると、このあたり結構間違った情報が書かれていますね。30年近く前のパソコンですから無理もありません。
この前、ハードウェア・ファームウェアの開発用として復活させようと(というより、前からやりかたかったがディスプレイが無かったままだったので)、いろいろチェックしていたら、FDDの1台が故障している ことが判明。
SHARP のパソコンは、回路図やBIOS の仕様などが事実上公開されているため、スキルの高いユーザが多い。AT互換機用のFDDが使えないかなと思って google に尋ねたら同じことを考えている人は他にも複数いるようで、どうやらこれでいけそうです。スキルの高いユーザに助けられています。
今回採用したのは、どこかから15年前くらいに貰ってきた CITIZEN のFDD.
たぶん LR102061 という型番ですが、現在は手に入らないと思います。
AT互換機のFDDはハードウェア的に「ドライブ番号:1」(DS1)と固定しているものが多く、このままでは MZ-2500 においては、「FDドライブ2」と認識されてしまうため、今回は、「ドライブ番号:0」(DS0) と認識させる改造が必要。
既存の故障していないFDDの設定を変える手もありますが、今回はFDDにドライブ番号を設定するジャンバ線があるので、これを DS0 にジャンバを移動させます。
他機種FDDでは、たぶん、配線を切り貼りする必要があります。
接続は、こんな感じで、このFDDの場合は、既存のFDDと同じ。
これで電源ONします。
黄色っぽい部分。。
これは本来は中間色表現ですが、液晶ディスプレイのせいなのか、現在のアナログRGBの仕様のせいなのか、うまく表現されません。。
BASIC-M25(6Z002 Ver 2.0B) が無事起動。
BASIC-S25(6Z003 Ver 1.0A) も問題なし。
最も使いたかった P-CP/M(6Z001) も起動しました。
これで、FDDの修理は出来ました。。
あとは、形状が少し違うので、どう筐体に収めるか。。です。。
ちなみに MZ-2000 モードにて、データレコーダが無事動作することも確認。
こんな感じ:
往年のゲームソフトも動作確認。
ハドソンソフトは札幌の会社ですが、当時は技術力が高く、ゲームソフトだけではなく、良質なシステムソフトも売っていました。
前述の BASIC-M25(6Z002) あたりもハドソンソフトが開発を担当した、と言われています。
(このあたり、記憶が曖昧です。。)
コナミかどこかに吸収されて、2012年5月だったと思いますが、消滅してしまいました。。
ちなみに当方では自分でゲームソフトを買ったことは殆どありません。
個人的には、パソコンゲームにはあまり興味ありません。
当時の友人が勝手に買って来て、勝手に遊んでいたんです。。(笑)
2014/02/04(火)間違ってコンセントを抜いてしまった・・・
2014/01/28(火)FreeBSD 10.0R リリース
2017/10/12 5:56
思っていたよりも早く、また忘れていたというのが実情でしょうか。。orz
今回のバージョンは、既存ユーザ目線で見ても結構変わっています。
従来バージョンからのアップデートは可能ですが、freebsd-update(8) を使ってアップデートする場合、以下のバージョン相当以上である必要があります:
FreeBSD 8.3R-p13
FreeBSD 8.4R-p6
FreeBSD 9.1R-p9
FreeBSD 9.2R-p2 (以上 FreeBSD-EN-13:04,FreeBSD-EN-13:05 より)
大きな変更点としては、
・ デフォルトで使用する(C言語)コンパイラを GCC から clang(1) に変更した。
・ ベースシステムのDNSリゾルバを Unbound に変更した。 BIND はベースシステムから外した。
・ make(1) を NetBSD Projectで運用実績のある bmake(1) に置き換えた。
・ 新たに pkg(7) をデフォルトで使用するインストールソフトウェア管理ユーティリティとして提供した。
pkg_add(1), pkg_delete(1) は上記で対応できるので削除した。
・ 仮想環境の改良。 bhyve(8), virtio(4), Microsoft Hyper-V を guest 環境で使用できるようにした(?) #ちょっと意味不明・・
・ ZFS ファイルシステム TRIM サポートにSSDドライブを追加対応した.
・ ZFS ファイルシステムに high-performance LZ4 圧縮アルゴリズムを追加。
とアナウンスされているようです。
今般でサポート期限は以下のようになっています:
FreeBSD 8.3 は、今年(2014年)4月末でサポート終了になります。
2014/01/25(土)寒暖の差が激しい
2017/10/12 5:52
2014/01/25 のAM 04:39頃
実は本日(2014/01/25 AM 06:15 現在) は更に気温が上がっています。
こういうときは、雪が泥のようにぬかるみ、路面状態が悪いです。
ここには詳しく書けないですが、先日、雪の深みに嵌って止む無く某救援団体に依頼したのですが、物凄く嫌な思いをしました。
残念ですが、二度と頼むことは無いでしょう。
自力で解決する術を身につけないと。。。
2014/01/23(木)NPN 型単安定マルチバイブレータ
2017/10/12 5:54
基礎の範疇ですが、「マルチバイブレータ」と称する電子回路には
・非安定マルチバイブレータ
・単安定マルチバイブレータ
・双安定マルチバイブレータ
の3種類があります。電子回路を勉強している方なら、皆知っている。
Google 先生に尋ねれば「非安定マルチバイブレータ」の実例集は多いが、
単安定マルチバイブレータは殆ど出てこない。
それは、「非安定マルチバイブレータ」が基本回路であり、
単安定と双安定は応用の範疇だからです。
今般、システム設計の依頼があったため、要件仕様を満たすために、単安定マルチバイブレータを、トランジスタで組むことにしたのです。
単安定マルチバイブレータは、短いパルスを一発出すと、より長時間の一定時間単発パルスを出す回路です。
簡単にいくと目論んでいたが、教科書どおりに回路組んでもまともに動作しない・・・
結局、落ち着いたのが以下の回路:
この回路定数で約7秒弱のアクティブHなパルスが出力(Q2 のコレクタ電極)に出てきます。
このパルス幅は、0.693R4C2 (sec) になります。
C1とR2でCR微分回路を形成し、押しボタンスイッチを押すことで、トリガパルスを発生させます。図中の回路定数では、計算上では、10nF × 10kΩで 100μs になります。
図中では、アクティブHのトリガパルスをQ1 のベース電極に与えていますが、古い文献ではアクティブLのトリガパルスを、Q1 のコレクタ電極に与え、更にQ1 のベース電極を負電源に接続したり、抵抗を介して接地している例示が多いですが、抵抗を介して接地する方法を実際に試すと、まともに動作しないようです。回路定数の問題かもしれませんが、、
また、負電源なんて論外。実用的にそのような面倒且つコストアップに繋がる回路は採用できません。
CR微分回路は、この回路の場合、スイッチを離したときに負電圧のパルスが出るため、それを阻止するために、D1を入れます。こうすることでトランジスタQ1の破壊を防ぐ役割もあります 。
D3 は、C2の充電電荷による、トランジスタQ2の逆耐圧破壊を防ぐためのものです。電源は +12V であり、このトランジスタ(2SC1815) のベース-エミッタ間逆耐圧は 5V しかないため、逆耐圧が 30V 以上あるダイオードで保護するのです。ここは最大で 12V の逆電圧がかかる可能性があります。
D2 は、ダイオードD3 を入れることで、0.6V 程度の電位差が生じ、安定動作を妨げるため入れてあります。このあたりが実用にあたって、教科書どおりでは駄目なところらしい。
本当は手持ちの余りがあった PNP型トランジスタ 2SA1015 でやりたかったのですが、これもどうも上手く出来なかったのでした。これは恐らく回路組み上げのミスでしょう。
基本的にPNP型でも出来るはずなので。。。