2008/10/24(金)10年北海道でやってますけど・・・

2017/10/11 7:55 未分類
今回も同じブログからのネタでアレなんだが・・
グローバルなクラウド 〔池田信夫ブログ〕
#しかも、あまり好みではないのだけれど・・

まぁ、ITコスト云々はここに書かれているとおり。最近は冷房費と管理費が大きく上昇しとるのです。
こういうのは、顧客(エンドユーザ)には全く理解されない部分でもあるわけで。。
昔、埼玉県の某所データセンターに行ったことがありますが、冷房装置が大掛かりでした。北海道では外気と強制換気さえできれば、冬の冷房はほぼ問題なし(それでも冷房を使うことはある)。夏に冷房は使いますが、家庭用でも能力的に間に合います。
加えて冬はストーブ要らない(暖房費も節約できる)。

やはり、判っていないのか、ランニングコストが安いからといって、インドや中国の業者に・・・とは絶対にならんです。
何の工夫もセキュリティ対策も必要としない単純なサービスだけなら、外国へ委託もありですがね。特に中国への委託は現状ではありえませんね。サービスの質を大きく下げるしかありませんので。

むしろ、限りなく無料に近い値段のサービスだけを望むエンドユーザはITというものを本当に活用できないか、知らないユーザ層です。

一番の問題は、日本人にはびこる「ブランド志向」。
日本人には「名前が知られている業者は安心」という思考回路があります。ウチみたいな弱小零細IT業者は、どんなにいい仕事してもいろいろつまらないいちゃもんつけられて、商業ベースに乗せるのがなかなか難しい。
現状でも、当方は大手業者よりまともな仕事している現実の評価も自負もあります。しかも20%以下の報酬で。

ITゼネコン傘下になれば、確かに生き残れるのかもですが、そうするとITゼネコンの顔色伺うのが仕事になり、顧客の為にならんのです。そういうのを理解してくれるユーザは居るか、というと現状はたぶん皆無。良くてもまだ表面的な理解に留まってます(表面的なのは「理解してる」とは言わないよね?)。

このブログの筆者が言うように、近い将来はITゼネコンの国際競争が本格的になるでしょう。その時起きるのは、国内産業の空洞化。価格競争で下請けとなっている国内業者は捨てられます。日本では経験済みでしょ?

IT関係は建設業と同じで、ひとつの業者で全てを網羅するのは不可能です。だからITゼネコンが存在するんだが・・
一番いいのは、弱小業者が組合みないな感じで手を組むことなんですがね、、なかなか下請け体質を見切る(抜け出す気概を持つ)やり手に出会えないというのが現状です。