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FreeBSD リリースエンジニアリング案内の FreeBSD 7.0 Release Process によると、
早ければ年内(12/17) にも FreeBSD 7.0 がリリース予定らしい。。
いつものことだが、予定どおりに行った試しは記憶にある限り全く無く、常に1ヶ月単位で遅れるのであるが、
そうだとしても遅くても 2008年春までには FreeBSD 7.0 がこの世に出る模様です。
また、未だアナウンスは無いようですが、FreeBSD 6.3R もリリースに向けて動き始めているようです。
こちらはリリース時期は今のところ判りませんが、7.0R の直後か、同時くらいかもしれません。
FreeBSD 6系は、6.3R か 次版 6.4R でメンテナンスは終了すると思われます。
IE6で、FTPログインする際、
のようなものが出るようにして欲しいという要望が・・・
正直、途方に暮れたんですが、どうやら、
IE6 にて anonymous FTP でログインを試みる → 失敗したらこのプロンプトが出る。
という仕組みらしい。
ところが FreeBSD 標準の ftpd だと、どうも IE6 が想定していないエラーが返るので、
このプロンプトが出ないらしい。。
FrreBSD 標準の ftpd では、
「anonymous ログインなんでできません」というエラーを返すので、ftpd の挙動としては全く正しいんだが、、、
IE6 が想定している ftpd の挙動は、anonymous ログインのリトライを要求するというもの。
やはり造りはちょっとアマチュア入ってるね、、 < IE6
解決には wu-ftpd が現実的。
ということで、 wu-ftpd をFreeBSD のパッケージからインストールして設定するが、、
ファイル一覧が表示できない
という現象に悩むこと数時間。
どうもパッケージのコンパイル済みバイナリファイルが、現状にあっていない模様・・・
proFTPD に変えても同じ結果。
ということで、wu-ftpd をソースコードからコンパイルです。
wu-ftpd は、ここで入手できます → http://www.wu-ftpd.org/
最新バージョンは 2.6.2 ですが、これが 2001年だったり、、セキュリティfix はパッチファイルという有様。
開発が停止しとる、、、
まずは、入手した wu-ftpd-2.6.2.tar.gz を gzip などで展開。同時にパッチも入手。
そして、作成されたディレクトリ に移動し、
./configure --prefix=/usr/local --enable-ls
とする。--enable-ls (chroot の場合の /bin/lsではなく、内部のlsコマンドを使う)が重要です。
(参考 http://unix-study.com/unix/sol8/install/wu-ftpd/idnex.html)
早速 make すると、エラーが出ます。
2つのファイルを手動で修正する必要あります。
1) src/proro.h
一番最後の行(295行目)
char *strcasestr(register char *s, register char *find);
↓
/* char *strcasestr(register char *s, register char *find); */
としてコメントアウト
2) src/ftpcmd.y
= {
となっている部分の = を削除。
= と { は、タブ文字で区切られています。
修正後 make を行い、
エラーが無くなったら make install
FreeBSD 6.2 の場合
/usr/local/sbin 配下に in.ftpd、ckconfig、ftprestart、ftpshut、privatepw
/usr/local/bin 配下に ftpcount、ftpwho
/etc 配下に ftpaccess、ftpconversions
はインストールされます。
ftpd は /usr/local/sbin/in.ftpd がその本体です。
あとはこの in.ftpd を inetd から in.ftpd -a -l として起動できるように設定して、インストール完了。
急遽立ち上げとなった某社向けのサーバのマザーボードに、abit社の AN-M2HD というものを採用したわけだが・・・
ボードはこんな感じ。このサイズのものを採用するのは初めてだった
りするが、、 ^^;
このマザーボードにて FreeBSD 6.2 を導入するのに実質まる2日かかってしまいました..orz
このマザーボードは、今年になってから発売されたものらしく、ハードウェアが新しいのです。
それ故、FreeBSD 6.2 をインストールして稼動させるには、致命的な問題が2つ。
インストールとOSの起動は難なくでき、普通に使えるのですが、 まず、「リブートが出来ない」 という現象に遭遇。
リブートの直前で、実質ハング状態になり、手動リセットしないとリブートしないのです。
これは通信回線経由で遠隔メンテナンスする時に致命的な問題になります。
色々調べると、提起の「NVIDIA GeForce7050PV/nForce 630a」マザーボード対応は、今年の7月か8月頃に安定版が提供された模様。FreeBSD 6.2-RELEASE では対応してなく、最新版の FreeBSD 6.2-STABLE にするといけそうなことが判りました。
早速、FreeBSD 6.2-STABLE へOSを更新してみる。。
起動成功。上手くリブートかかる。。見事に上手く行きました。
あと、もうひとつ。オンボードのLANが認識されません。FreeBSD でサポートされているLAN カードを装着することで一応回避される問題ですが、説明が面倒です。自分が使うわけでないので。。
これも、今年7月ころに 6.2-STABLE で対応したようなので、早速導入します。
手順は以下の通り:
0) device nve を無効にして、カーネル再構築。
1)FreeBSD Device Driver for NVIDIA nForce Network Adapter なるサイトから、nfe-20070918.tar.gz をダウンロード
2)他のパッチも必要に応じて入手。大抵の場合は他のパッチは必要無いと思われます。
3)ダウンロードしたパッチを tar で展開。
4) cd nfe-20070918
5) make
6) mv if-nfe.ko /boot/modules
7) cd /boot/modules
8) chown root:wheel if-nfe.ko
9) chmod 555 if-nfe.ko
10) cd /boot
11) vi loader.conf
として、if_nfe_load="YES" の1行追加
この一連の作業は、root アカウントで行います。
こうすることで、再リブート後、問題なくマザーボード AN-M2HD が使用できるようになります。