2022/03/31(木)postgresql にて、任意の select 文を csv 出力する
2022/03/31 3:38
# psql -h サーバFQDN DB名 -U ユーザ名 -c "《任意のselect 文》;" -A -F , > output.csvサーバFQDN は、ホスト名のほか、IPアドレスでも可能です。自ホストの場合は localhost と指定します。
DB名・ユーザ名は、そのままですね。
任意のselect文は、全体をダブルクォーテーションで括ります。終端には必ずセミコロン「;」を付けます。
select 文中に括弧やダブルクォーテーションが入る場合、エスケープが必要かもしれません。
-A は、「桁揃えなしのテーブル出力」で、これを指定しないと、CSV 出力の際に余計なスペース等が入ってしまいます。
-F は、「桁揃えなし出力時のフィールド区切り文字」で、デフォルトの区切り文字は "|" なので、CSV 出力の場合は、必ずカンマ「,」を指定します。
あとは、リダイレクトで出力ファイル名の指定。
文字コードは、DBの文字コードが適用されます。
2019/01/25(金)FreeBSD 12.0 カーネルにバグか
2019/01/25 5:30
ログメッセージにこんな感じで現れます:
Jan 25 04:15:46 uranus kernel: Fatal trap 12: page fault while in kernel mode Jan 25 04:15:46 uranus kernel: cpuid = 1; apic id = 01 Jan 25 04:15:46 uranus kernel: fault virtual address = 0xd8 Jan 25 04:15:46 uranus kernel: fault code = supervisor read data, page not present Jan 25 04:15:46 uranus kernel: instruction pointer = 0x20:0xffffffff8091527d Jan 25 04:15:46 uranus kernel: stack pointer = 0x28:0xfffffe00185b9560 Jan 25 04:15:46 uranus kernel: frame pointer = 0x28:0xfffffe00185b96b0 Jan 25 04:15:46 uranus kernel: code segment = base 0x0, limit 0xfffff, type 0x1b Jan 25 04:15:46 uranus kernel: = DPL 0, pres 1, long 1, def32 0, gran 1 Jan 25 04:15:46 uranus kernel: processor eflags = interrupt enabled, resume, IOPL = 0 Jan 25 04:15:46 uranus kernel: current process = 0 (if_io_tqg_1) Jan 25 04:15:46 uranus kernel: trap number = 12 Jan 25 04:15:46 uranus kernel: panic: page fault Jan 25 04:15:46 uranus kernel: cpuid = 1 Jan 25 04:15:46 uranus kernel: time = 1548357259 Jan 25 04:15:46 uranus kernel: KDB: stack backtrace: Jan 25 04:15:46 uranus kernel: #0 0xffffffff8077a8c7 at kdb_backtrace+0x67 Jan 25 04:15:46 uranus kernel: #1 0xffffffff8072e4b3 at vpanic+0x1a3 Jan 25 04:15:46 uranus kernel: #2 0xffffffff8072e303 at panic+0x43 Jan 25 04:15:46 uranus kernel: #3 0xffffffff80a6496f at trap_fatal+0x35f Jan 25 04:15:46 uranus kernel: #4 0xffffffff80a649c9 at trap_pfault+0x49 Jan 25 04:15:46 uranus kernel: #5 0xffffffff80a63fee at trap+0x29e Jan 25 04:15:46 uranus kernel: #6 0xffffffff80a3f825 at calltrap+0x8 Jan 25 04:15:46 uranus kernel: #7 0xffffffff808feb43 at tcp_input+0x1553 Jan 25 04:15:46 uranus kernel: #8 0xffffffff80876a55 at ip_input+0x145 Jan 25 04:15:46 uranus kernel: #9 0xffffffff8084f496 at netisr_dispatch_src+0xd6 Jan 25 04:15:46 uranus kernel: #10 0xffffffff80833d83 at ether_demux+0x163 Jan 25 04:15:46 uranus kernel: #11 0xffffffff80834ee6 at ether_nh_input+0x346 Jan 25 04:15:46 uranus kernel: #12 0xffffffff8084f496 at netisr_dispatch_src+0xd6 Jan 25 04:15:46 uranus kernel: #13 0xffffffff80834184 at ether_input+0x54 Jan 25 04:15:46 uranus kernel: #14 0xffffffff8084b646 at iflib_rxeof+0xa16 Jan 25 04:15:46 uranus kernel: #15 0xffffffff80846476 at _task_fn_rx+0x76 Jan 25 04:15:46 uranus kernel: #16 0xffffffff80779154 at gtaskqueue_run_locked+0x144 Jan 25 04:15:46 uranus kernel: #17 0xffffffff80778db8 at gtaskqueue_thread_loop+0x98 Jan 25 04:15:46 uranus kernel: Uptime: 4h16m16s Jan 25 04:15:46 uranus kernel: ---<<BOOT>>---どうも、これに似ている模様・・・:
Bug 234296 - FreeBSD 12.0-STABLE r342216 Fatal trap 12
IPv4,IPv6 を直接扱う部分のようです。どうやら解決をみたらしいのですが、まだリリースバージョンへの反映はなされていません。FreeBSD12 への更新は様子見したほうがよさそう。
〔2019/02/06(Wed)追記〕
昨日、リリースバージョン向けの対策版(FreeBSD 12.0-p3) が公開されたので、早速、本日未明から午前中にかけてFreeBSD 12 を稼働させている5台のサーバに対し、この不具合対策を行いました。
数日様子を見て、安定しているようであれば他のサーバも FreeBSD12 に更新予定。
〔2019/02/28(Thu)追記〕
どうも根本解決には至らない模様。頻度は減ったものの、5~6日経つと、勝手にリブートを繰り返します。
なので、FreeBSD12 を運用環境に持ってくるのはお勧めできません。当面 FreeBSD 11系でやり過ごすことにします。
〔2019/08/02(Fri)追記〕
Patch 7(FreeBSD12.0R-p7) あたりで安定した模様。引き続き、しばらく様子を見ます。
2018/06/04(月)IPv6の基礎(6) - 機器設定時に必要と思われる知識
2018/06/06 18:02
この後、IPv6を理解するために、2進数や16進数の知識が必要になってきます。
といっても、この知識がある方にとってこの項目は冗長なので、ここは読み飛ばしても差し支えありません。
今までさり気なく、IPv6アドレスを例示してきましたが、アルファベットが混じっていることにお気づきかと思います。
これは、「16進数」という情報処理系分野でごく普通に使われている数理方式で、普段我々が使う10進数の0~9の10個の数字に加えて、a ~ f のアルファベット6文字を加えて16進数としているのです。
つまり、16進数において、a ~ f は数字なのです。尚、a ~ f のアルファベットは、大文字でも構わないのですが、現在では、一般的に小文字の使用が強く推奨されています。
16進数が多用される理由は、コンピュータ(情報処理機器)との相性が良いからです。
10進数と2進数・16進数との相互変換を使う場面は、IPv6設定においては多くありません。(たまに必要になる場合があるが。。)
コンピュータは、2進数で内部処理の一切を行いますが、0と1の2つの数字しか使わない(だから2進数)ため、大きな数字を表現しようとすると、必然的に桁数が多くなります。
IPv6 アドレスを2進数で表現すると、128桁(128bit)にもなります。2進数4桁をひとまとめにすると、16進数1桁に上手く収まるので、4分の1になる上に、相互変換もやりやすくなります。
尚、一般的に「1バイト」といえば、16進数2桁,8ビットですが、そうでない場合もあるらしく、通信関係では代わりに「オクテット」がよく用いられます。
同じく、16進数2桁,8ビットが「1オクテット」です。
2018/04/10(火)IPv6の基礎(3) - 機器設定時に必要と思われる知識
2018/04/10 14:04
IPv6 アドレスは記述自体が長くなるため、一定の省略記述ルールが決められています。
しかしながら、必ずしも省略記述をする必要はありません。
むしろ、慣れないうちは敢えて省略記述をしない方がよいのです。
ですが、実際には先駆者によって多用されているので、ここでは省略記述ルールを紹介します。
「省略記述」は全て、数字の'0' (ゼロ) を省略するルールが定義されています。
先ず、「各フィールドの上位桁の'0'は省略可能」です。ただし、'0000' だけは全てを省略せずに'0'を記述します。
次に、「'0000' のフィールドが連続する場合は、該当部分を '::'(ダブルコロン)で省略可能」です。
但し、これが使えるのは1回だけです。
また、'::'(ダブルコロン)は、最も長く省略できる部分に適用すべき、と規定されました。
なので、厳密には上記例の3番目も×です。
2番目の 2001:db8:0:3::1 のみが正解となります。
更に、IPv6 表記でしか設定できない環境下で、IPv4を表記する場合の記述法も定義されています。
現在は、「IPv4 射影アドレス」の記法が
ただし、「IPv4 組み込みアドレス」もたまにみかけるので、知っておくとよいです。
2018/03/28(水)IPv6 の基礎(2) - ネットワーク機器類の取扱説明書を見る時、得意になれそうな知識
2018/03/28 2:52
今さら誰にも聞けないレベルになりつつある内容ですが、この「備忘録」が役立てば幸いということで。。
今後、従来からのIPプロトコルは、IPv6 と区別するために IPv4 と称することにします。
世の中での表記区別がそうなっているため、それらに倣うことにしました。
今回はIPv6 アドレスの形式です。
IPv4 では当初、クラスA,クラスB、クラスC、クラスD、クラスE というカテゴリ分けで、IPアドレスブロックの割り当てがされ、サブネットマスクは固定でした。
以下のような感じです:
クラスA 1 ~ 126 で始まるIPアドレス (サブネットマスク 255.0.0.0)
クラスB 128 ~ 191 で始まるIPアドレス (サブネットマスク 255.255.0.0)
クラスC 192 ~ 223 で始まるIPアドレス (サブネットマスク 255.255.255.0)
クラスD 224 ~ 239 で始まるIPアドレス (サブネットマスク 255.255.255.255)
クラスE 240 ~ 254 で始まるIPアドレス
このうち、クラスDはマルチキャスト通信専用で使われており、クラスEは各種実験・特殊用途向けで一般利用はできないことになっています。
0と255で始まるIPv4 アドレスは仕様的に使用不可、127で始まるIPv4アドレスは、ループバック専用で、これは用途が仕様として強制されています。
クラスDにサブネットマスクの概念そのものがなく、クラスEには、サブネットマスクの規定はありません。
#なので、クラスEの領域は実際は「IPv4 枯渇を無視して割り当てされずに温存されて」います。
クラスA,クラスB、クラスCのサブネットマスクは、1992年6月に RFC1338 で初めて CIDR(「サイダー」と称する模様) と言うクラス分けをバッサリと捨てる概念(=クラスレス化)が提唱され、 1993年9月の RFC1519 を経て、2006年8月に RFC4632 で現行のものになりました。
さて、IPv4 は、アドレスが4オクテット(4バイト)固定長で構成されます。
1オクテットずつ、ドット区切りの10進数で表記するのが通例です。
1オクテットで表現できる10進数の整数は0~255 なので、各ドット間の数字は必ず0~255の範囲になります。
これに対して、IPv6 は、アドレスが16オクテット(16バイト)固定長で構成されます。
実にIPv4アドレス総数(約43億)の 232倍 × 232倍 × 232倍 = 2128 個(約340澗 ≒3.4 ×1038) になり、『これだけあればアドレス枯渇問題は将来に亘ってほぼ皆無だろう』ということになっています。
アドレス表記も16進数表記です。これはエンジニアの間では常識ですが、16進数のほうがディジタル機器のあらゆる整数数値において親和性が非常に高いためです。
16進数表記の a ~ f は、基本的に小文字を使うように規定されています。[RFC5952, 2010年8月]
「16進数」がわからない方は、google などを使って各自調べてください。
合わせて「2進数と16進数」の関連を知ることで、何故16進数の方が親和性が非常に高いかが理解できるかもしれません。
IPv6 のアドレスは、2オクテット(2バイト)毎にコロンで区切って表記します。
そして、コロンで区切った各々の部分は「フィールド」と呼称します。
このフィールドは、省略表記(別記事にて後述)しない限り、桁数は4桁固定で必ず8個になります。
IPv6 には「サブネットマスク」という概念がありません。
その代わり、IPv4 のクラスレス化で導入した CIDR の考え方を踏襲して、「プレフィックス」「プレフィックス長」という概念が導入されました。
IPv6 における「プレフィックス」とは IPv4 で言うところの「ネットワークアドレス」、
この長さをビット長で示したものが「プレフィックス長」になります。
2018/02/20(火)IPv6 の基礎(1) - ネットワーク機器類の取扱説明書を見る時、得意になれそうな知識
2018/02/20 5:09
あくまでも「備忘録」です。はい。
筆者がかねてから想像していたとおり、今まで嗜んできたIPv4 とは毛色が違うし、似て似つかないものがあります。なので、初心者から「志を持って」(何のだ・・)猛勉強中です。
そんな中、各種のネットワーク機器を家電量販店やICT機器専門店などで買うときや、買った後で知っておくと、
IPv4 は、軍事・学術研究から行き当たりばったりで進化してきた技術ですが、
IPv6 は最初から民生用途が意図されていて、万人共通の定義づけがいくつかあります。
ここがまず IPv4 と違う世界ですね。
IPv6 の世界で先ず使われる用語の基礎用語として、以下があります:
■ ノード
IPv6 通信機能を持った機器全てを指す。
具体的には、パソコン、ネットワークプリンタ、ルータ、サーバを指し、ハブやスイッチングハブなどはノードに含みません。
図示していませんが、スマートフォン、タブレットも「ノード」です。
ノードは「ルータ」と「ホスト」の2つに区別されます。
■ リンク
ハブやスイッチングハブ、無線LANアクセスポイントなどを介して、ルータ超えしないで直接イーサネットやWiFiで通信可能な装置間接続を指します。
ルータ同士の通信も「リンク」です。
ルータ超えの通信は「リンク」ではありません。
■ サイト
1つ以上のリンクからなるLANを指します。
ルータが複数あっても、インターネットに出ていかずに別のリンクと接続するLANは、接続ルータ先のリンクもまとめて「サイト」になります。
ただ、この概念は古い IPv6 の資料には出てくるのですが、現在は使いません。
古い IPv6 の資料を読むときに必要となります。
■ ルータ
ノードのうち、リンク外部との通信中継・リンク内部通信の取りまとめを行う機器を指します。
インターネット接続には不可欠な装置になります。
■ ホスト
ノードのうち、ルータ以外の全ての機器を指します。
受信時、自ホスト宛は処理できるが、他ホストへ転送出来ない機器全てがホストです。
パソコン、ネットワークプリンタ、サーバ、スマートフォン、タブレットなどは、典型的なホストの一例です。
リンク内でも他ホストへの送信は、基本的にルータが取りまとめて処理します。
■ 近隣ノード
リンク内で通信が直接到達可能なノード全てを指します。
これらは概念として理解しておくと、後々 IPv6 の理解が楽になります。