2005/10/02(日)可変利得差動増幅回路の実験

2017/10/11 22:15 電子工作
 9/29 の記事で、直流安定化電源装置に組み込む電流計につける
 直流増幅器に対するツッコミは結局誰からもありませんでしたが、
 大霊界(ばき☆)からアドバイスをいただき、
 差動増幅という手を使うことにしました。
 差動増幅というのは、一言で片付けると、電圧の差を増幅するもので、
 これについて言及しようとすると、本が1冊できてしまうので、
 意味がわからない人は、他をあたっていただくことにしましょう。
 いろいろ、手持ちの書籍(今は絶版らしい)を調べていたら、
 左記のような回路が収録されていました。
 これなら部品数少なくて済みそうだなと。。
 ところが、同じ回路で別々の設計計算式。どっちか判らん、、
 ということで、実験してみることにしました。
 ちなみに図中の2つのR1 と 4つのR2 はそれそれ同じ値にする必要ありです。
 やはり、ICL7650を使いたいので、ここ で入手。
 すぐ入手できたことは助かったが、かつてよりえらく高額。1個 ¥682 (だったかな...)。
 このICは秋葉原あたりでも、どこでも打っている訳ではなさそうなので仕方ないか。。
 早速、以下の回路を組んで実験開始。


 要領を得なかったのと、貧乏でまともな測定器はない(テスターしかない)ので、実験にまる1日かかりました。
 e-out に直流安定化電源に組み込む電圧計を接続し、IN+ と IN- に乾電池と、可変抵抗器をかまして、 R0 を変化させ、
 2V フルスケールになるときの入力端電圧を測定。計算すれば、実際の増幅率が出てくるので。内部抵抗の影響はあるが、無視。
 結局、下の式(茶色表記)が正しかった模様。
 これで、電流計アンプ部分のめどが立って、さあ修理、と思ったのですが、、、

 図示のようにレンジ切り替えのアナログスイッチ(アナログマルチプレクサ)が無視できない値になるので、全く使い物になりません。
 ON 抵抗が相対的に小さくなるくらいに無視できる程度に、R1やR2 を大きくすれば良いのですが、今度は動作が安定しません。
 現在、検討中です。
 #その後目処は立ちました(爆)