2008/09/02(火)PC-BSD 1.5.1 amd64版の日本語環境

3週間くらい前に今まで使っていたPCが逝ってしまい、今あるものを活用するために、中古品で代替を用意したのですが、、

当方は消費電力が小さい AMD cpu ものにこだわっており、そうなると、現行で入手できるものは 64bit ものな Athron64 に事実上限られています。32bit な AthronXP はCPU 本体は流通していますが、肝心な対応マザーボードを探すほうが大変な状況になっています。ここ4年くらいでこんな状況に変わってしまっています。

PC-BSD の 32bit 版には、http://www.ofug.net/~yamajun/files/  などで公開されている日本語入力API の pbi ファイルがあり、これを使うと簡単に使えるようになるのですが、amd64 版には対応するpbi はないです。
 試しに 32bit 版のpbi を強引にインストール試みましたが、全く反応なし。。
 仕方がないので、ports から入れることにしました。
 以下、備忘録的なものです。初心者向けではありません。

1. コンソールを起動し、root になる
2. sysinstall で ports を導入(デフォルトでは入っていない)
3. 以下を root で順番に実行

cd /usr/ports/japanese/anthy
make install
cd /usr/ports/japanese/uim-anthy
make install
cd /usr/ports/textproc/uim-gtk
make install

4.ログインユーザに戻り、ログインユーザのホームディレクトリに移動
5 ~/.xprofile を下記のように編集
export LANG=ja_JP.eucJP
export XMODIFIERS='@im=uim'
export GTK_IM_MODULE=uim

6. ~/.kde/Autostart ディレクトリに 適当なファイル名で以下の内容の起動スクリプト生成。パーミッションを 755 にしておくのを忘れないこと。

#!/bin/sh
uim-xim &
uim-toolbar-gtk-systray &

7. ~/.qt/qtrc ファイル中の[General] セクションに以下の1行を追記

XIMInputStyle=Over The Spot


PC-BSD では、日本語入力は、uim+Anthy の組み合わせがデファクトスタンダートになっています。Shift+スペースキーで日本語入力の on/off を切り替えます。