2016/03/08(火)インターネットラジオ - SHOUTCast

2016/03/08 19:15 インターネット
いわゆるストリーミングラジオとしては結構古い形式なんですが、
おそらく仕様が公開されているものとしては最も普及していると思います。

筆者のところでは、これの事業にほんの少しだけ関わっています。


提起のサイト (https://www.shoutcast.com/) では、数万のいわゆる「ネットラジオ局」のリストがあり、無償で聴取できます。
聴取するためには、SHOUTcast に対応したソフトウェアが必要ですが、手っ取り早いのはWindows であれば WINAMP ですね。
GOMPlayer なんかも使えるかもしれませんが、WINAMP で間に合っているので、試したことがありません。
Unix/Linux 上だと、幾つかあります。

聴取カテゴリ別にラジオ局が分類されています。筆者は聴取カテゴリとして、 Electronic → Trance が多いですね。

インターネットラジオの大きな不満点はやはり、「いつでもどこでも」というわけには行かないところ。
いくらスマートフォンで聴けると言っても「通信量制限」がある。屋外でフリーアクセスの WiFi でも探すのかな?
筆者の場合、中距離・長距離移動しながら聴取というパターンが外出の場合殆どなので、通信量制限以前に全く話にならない。
「珍局受信」という楽しみも殆どありません。

SHOUTcast のラジオ局一覧をよく見ると、外国、特に欧州ではFM局の補完的な使われ方をしているようです。
欧州のFM局と同じプログラムを聴取できたります。
これは日本では、電気通信事業法や放送法の法規制に引っかかって、NHK以外の既存民放局は同じことができません。
Radiko や「らじる・らじる」は、接続要求元が日本国内の何処かまで判定して、サービスしているのです。

最近、中波放送している局でFMラジオで補完中継(正確には 昔のTV放送 1ch - 3chの周波数帯)する放送局が増えてきました。北海道では、札幌にFMラジオ補完中継の周波数割り当てだけはありますが、補完中継局を設置する動きはまだ無いようです。Radiko で聴取はできます。

個人的には Radiko よりも補完中継局のほうが求める需要かな。 移動中にネットラジオは案外不便。
札幌の街中でも中波放送が局所的に聴取しずらいところが急速に増えている感じです。

2014/04/01(火)ロシアのインターネット放送

個人的には「いつでも」「どこでも」とはいかない、このインターネット放送という環境に合わず、結果的に全く好みではないですが・・・

Mayak(旧M2) や R.Yunost(旧M3) は中波で聴くことが困難となり、R.Rossii(旧M1)もいつまで中波で聴取できるのか不透明な状況ですが、インターネット放送で聴取は可能というわけです。

日本のように電気通信事業法による「役務範囲」の規制がないので、越境放送として聴取できます。

R.Rossii  Website: http://www.radiorus.ru/ Listen : 左下の電源ボタンのようなものをクリック。
R.Mayak  Website: http://www.radiomayak.ru/  Listen:  ’Слушать' と書かれているアイコンをクリック。 'Смотреть' と書かれているアイコンクリックで、スタジオのライブ動画が音声と一緒にストリーミングされる。
R.Yunost Website: http://www.radiounost.ru/ Listen: 左記サイトにアクセスすると自動的に流れてくる。

こちらの環境における遅延は、時報から推測する限り、どのサイトも平均5~6秒程度です。

Wikipedia で R.Yunost の項目を見ると、長波(LW)・中波(MW)・FMバンドで放送しているようなことが書かれていますが、長波と中波の放送はたぶん、軒並み廃止されている(というか、FM帯に移行している模様)のではないか、と思われます。

モスクワでは 68.84MHz で聴取できるようですが、いくらEスポが発生しても聴取不能でしょうね。。

R.Mayak は、30分毎に例のISが聴取できます。

2011/09/02(金)NHKラジオのインターネット放送

2011/09/02 18:57 放送一般
昨日 AM 11:00 より始まりました。日本国内であれば、どこでも聴取可能です。

URL http://www3.nhk.or.jp/netradio/  
(または http://nhk.jp/netradio/  上記に自動リダイレクトします)

以下の点に留意する必要があります。
・2014(平成26)年3月末までの期間限定試行サービスである
・聴取自体は無料だが、プロバイダ等に支払う通信料金は自己負担(当然だが、、)
・関東地方のプロ(放送内容)のみが流れる
・基本的に日本国内限定である(Radiko 同様、IPアドレスで判定)
・時報、緊急地震情報、気象警報(各地方のもの)、道路情報(各地方のもの)は流れない
・著作権処理の問題で流れない番組もある
・遅延がある(数秒から1分前後)

この方式で最も懸案事項となるのが、遅延時間ですが、当方の環境では4~5秒程度で済んでおり、かなり優秀なほうです。

あくまでも難聴取対策とのことですが、個人的にはあまり期待していません。
移動しながら手軽に聴くという利用形態に合わないし、地方局プロは流れないしで、、

2011/05/06(金)地方局にもインターネットラジオ

2011/05/06 14:56 未分類
ずっと、貧乏・暇無しです。
この世の中には、毎月外国に旅行に行くのに、それほど忙しく働いているわけでもない、いわゆる「カネ持ち」も居るわけで、こういうちょっとしたところで不平等を感じてしまいます。
本題ですが、去る 4/20 より北海道に於いてもインターネットラジオなるものが試験的にサービス始めました。
radiko

20110506

画面はこんな感じ。
北海道では、HBC・STV・FM北海道(AIR-G)・ラジオにっけいがサービスしています。

エリア外だと、エリア外表示となります。
アクセス元IPアドレスで地域を判定する、地域限定放送です。

現在の放送法や電気通信事業法では、こうしないと早い話、法律違反になります。
それをクリアしても地方の放送局が懸念するのはCM依頼・スポンサーが皆東京へ行ってしまうのではないか、ということ。行政・経済構造を徹底して地方分権させないと駄目です。いつまでもやらないですね。この点は民主党政権に始まったことではないです。

個人的には、このインターネットストリーミングには、あまり期待していません。
あくまでも、難聴取地域対策。
BCLは難聴取環境でいかにクリアな聴取を目指すか、というところに本当の面白さと原点があると思うのですが、そこは一部の現役BCLer でも無視される始末です。

ただ、一般向けには音質が良い、普段受信が困難な放送局も受信できるなどのメリットもあり、嬉しさの方が大きいでしょう。

災害には無力。山奥では無力。カーラジオのように移動受信に向かない。さらに聴取には「インターネット利用料金」という形でカネかかる。そういうのが、どうも敬遠したくなる一因。
受信に遅延が発生する。当方では5~6秒の遅延で、これは遅延が少ない優秀な部類です。