2008/06/20(金)時間帯なのかな?

2008/06/20 23:18 SWL
しつこくJMHです。 今日はいろいろやっていました。デコードは全てKG-FAXを使用です。
前記事のコメントにて、電離層の状態が関係しているのでは?
というコメントがありましたので、今まで受信を試みたことが無い時間帯でやってみようと思い立ったのです。

昼間は 3622.5kHz の状態は芳しくないので、日没直後あたりを狙ってみることにしました。
実は、夜明け前の時間帯(日の出1時間前くらい)に受信試みたところ、ノイズが多くて見せられる状態ではないのですが、描画される曲線が割とくっきりしていることに気が付いたのも今回の実験のきっかけのひとつになりました。

先ず 13988.5kHz の受信。この周波数ではあまり実績ありません。
ICF2001D+AN-1 の組み合わせです。受信時刻は 6/20 の 14:48 - 15:06 の間。

200806201506_13988

まぁ、いつもこんな感じです。
16:00 過ぎると、気象衛星の画像が送られてきます。同期ずれ起こして、一部画面が壊れていますorz
これも ICF2001D+AN-1 という組み合わせ。

200806201626_7795

今度は受信機を ICF-SW7600GR+AN-1 の組み合わせにしてみました。
7795kHz にて、17:40 - 17:58 の受信。
しばらくこの周波数で各画面を受信していましたが、日没前後の時間帯にノイズ増えたものの、日没過ぎると回復しました。

200806201758_7795

19:00 過ぎてやっと日が沈んだので、いよいよ本当の目的である 3622.5kHz の受信実験です。
同じく ICF-SW7600GR+AN-1 の組み合わせです。

200806202018_3622

正直、びっくりしました。 今まで文字が読める状態で受信できたことが無かったので。。
画面全体に波線のような模様ありますが、当ロケーションでは、この周波数帯は元々ノイズレベルが高く、その影響なのかもしれません。
原因は不明です。 波線模様を発生させるノイズさえ無ければ、明瞭に受信可能ですね。 受信時間帯で違ってくるのでしょうか。

時間帯は日没1時間後になります。 ところが、それ以後も状態は悪化しません。
22:10 からの気象衛星画像です。ICF-SW7600GR+AN-1にて。

200806202227_3622

波線模様を発生させるノイズさえかぶらなければ、この状態であれば、恐らく明瞭に受信できると思います。
3622.5kHz の受信で、ここまで明瞭な状態になったのは初めてのことなんです。
しばらく様子見ることにします。

2008/06/17(火)実験は惨めな結果に・・・

2008/06/16 25:27 SWL
3622.5kHz のJMHを受信すると、画面がぼやける(というか著しく汚くなる)という現象です。
先ずは、7795kHz で受信したものから・・

200806161758

これは、状態悪い方ですが、まぁこんな感じです。
このFAX信号は、白が2300Hz,黒が1500Hz の信号で変調されて送られてきます。
だから、2300Hz 付近と、1500Hz 付近のみを通すイコライザかフィルタがあれば改善するのではないか、 と考えたわけです。

札幌市内の某所リサイクルショップに行けば、40chくらいのイコライザが置いてあるんですが、 実験の為だけに買うわけにも行かず、orz 
とりあえず、ディジタル処理できるものはないかと探してみました。
使えそうなのがありました。
61chです。 LinearPhaseGraphicEQ

これはよく読むと、VSTプラグインで動作するものらしい。
VSTプラグインに対応するソフトウェアが無いと駄目です。

よく判らないので、昔使っていた Music Studio Producer を再度セットアップして、実験開始。。
でも期待はずれですた。。

200806170038

殆ど変わりありません。 どうも、1500Hz 付近にノイズが常に被っているようです。
これではどうしようもないのかな、という感じです。。orz

2008/06/04(水)3622.5KHz の謎

2008/06/03 24:53 SWL
200806030038

上記画像左側3分の1と、それ以外の部分に注目してみましょう。
線がぼやけているような部分と、くっきりしている部分がはっきりしていると思います。

左側は 3622.5kHz で、それ以外の部分は7795kHz で受信したものです。 途中で受信周波数を切り替えています。

なお、受信には ICF-2001D+AN-1 の組み合わせで USB で受信したものを KG-FAX にてデコードしたものです。
当ロケーションではどういうわけか、 3622.5kHz で受信すると、線がぼやけたようになってしまいます。
受信のコンディションが 3622.5kHz の方が悪いとかではありません。 AM 00:20 からの受信で、むしろ、逆に3622.5kHz の方が状態良いのです。

原因が判らず、受信機の問題か背景ノイズの問題なのかなと諦めていますが、解決方法ご存知の方いらっしゃいますかねぇ。。

2008/05/21(水)これも久々・・・

2008/05/21 14:06 SWL
JMH の気象無線模写通報(電波形式:F3C) です。
仮復旧の状態で受信を久々に試みました。

20080520

以前は、synfax という名称でしたが、現在は KG-FAX という名称に変わっています。
ここで入手できます → http://www2.plala.or.jp/hikokibiyori/soft/kgfax/index.html
Windows 版のみですが、引き続き無償提供されています。

3622.5kHz/7795kHz/13988.5kHz 5kW で24時間運用しています。
毎日4回 04:10~,10:10~,16:10~,22:10~ から、それぞれ10時間前の衛星画像写真が送信されます。
1枚の画像受信に20分くらいかかります。 衛星画像以外にも、特に気象予報士な方々にはお馴染みの高層天気図などが送信されています。

当ロケーションでは、7795kHz が一番まともに受信できるので、7795kHz で受信していますが、夜になるとフェージングが強くなり、結構ノイズが混じってしまいます。それ故綺麗な画像という訳にはいきません。昼間だともう少し質が良いんですが・・

2008/05/17(土)再び NAVTEX デコーダ

2008/05/16 24:47 SWL
引越し後、半年と半月が経過しましたが、やっとこ NAVTEX や 短波帯気象FAX が受信できる環境を仮復旧しました。
久々にNAVTEX を受信してみることにします。
以前も記事 にした、frisnit.com が提供する日本語対応の NAVTEXデコーダです。

20080517

前回紹介してから、1年半ほど経過していますが、バージョンが上がっていました。
最新バージョンは 2.1.5。ユーザ登録が必要ですが、無償で提供されています。

日本語のNAVTEX は以下のスケジュールで、424kHz にて送信されています。

那覇 01:00,05:00,09:00,13:00,17:00,21:00
門司 01:17,05:17,09:17,13:17,17:17,21:17
横浜 01:34,05:34,09:34,13:34,17:34,21:34
小樽 01:51,05:51,09:51,13:51,17:51,21:51
釧路 02:08,06:08,10:08,14:08,18:08,22:08

※上記は、全て開始時刻を示す。

受信に使用した機材は ICF-SW7600GR+AN-1です。
ICF-SW7600GR のイヤホン出力をPCのライン入力に接続し、環境を作ります。
ICF-SW7600GR の場合は、USB または LSB モードにして、2kHz 離した周波数(422kHz または 426kHz) で受信します。

当方では、USB モードにて 422kHz で受信しました。
当ロケーションでは、この周波数帯は元々ノイズが多く、受信は難しいものがあるのですが、このデコーダはかなりのノイズが乗っかっていても適切にデコードしてくれます。 以前のバーションよりもこの点が改善されているようです。

早速、 17:51 からの小樽局を受信してみます。

200805172

最初の数文字が文字化けし、数文字が脱落したりしたのですが、受信に支障なくデコードできました。
こんな感じです: NAVTEX受信データ 20080516(小樽局)をダウンロード

続いて 18:08 からの釧路局受信を試みたのですが、ノイズが増え、結果的にここで紹介できるレベルの受信はできませんでした。

2007/09/03(月)気象無線模写通報2題

2007/09/03 3:28 SWL
最近、アクティビリティを上げられず、更新が8/15 以来になってしまいました。。
昨日、夕方になりますが、久々にJMH(短波帯の気象無線模写通報)を受信してみました。
例によって,
Mmsstvstartup

のようなポップアップが出ますが、受信だけの場合は「キャンセル」をクリックすればよいです。

SSTV はアマチュア無線バンド内で行われますが、その際は、以下の周波数が SSTV の通信周波数として使われます。

以下の周波数で待ち構えているといいでしょう:
3.5MHz 帯 = 3528kHz
7MHz 帯 = 7033kHz
14MHz 帯 = 14230kHz(DX)、14280kHz ±6kHz (国内交信用)
18MHz 帯 = 18160kHz
21MHz 帯 = 21340kHz
24MHz 帯 = 24980kHz
28MHz 帯 = 28680kHz
50MHz 帯 = 50.3MHz
144MHz 帯 = 145.08MHz
430MHz 帯 = 430.45MHz

SSTV は、1200Hz が水平同期の信号、1500Hz ~ 2300Hz の領域が映像情報本体なので、画面右上の周波数スペクトルが以下のような感じになるように受信機側の微調整など行うと良いでしょう。

1200Hz の同期信号は、多少ずれててもソフトウェアが自動追従してくれるので、シビアにする必要性もありません。
(局によって、ちょっとずつずれていたりします)

2007/06/29(金)ふるさとはなれて・・・(27005kHz)

2007/06/29 14:41 SWL
外国のFM局は当ロケーションでは取れませんが、今日もEスポは発生しているようです。
AM 3:20 頃におもむろに 27005kHz を聴取してみると、弱く聞こえています。

「こんな早朝からやってるわけ?」という驚きと、 「夜明け前でもEスポは発生しているのね」という驚きが交錯したのでした。
#この時期の札幌付近では、AM 3:20 頃になると、空が明るくなってきます。
#もう数日、日の出時刻が AM 4:00 より早いという日が続きます。

昼間になって 13:00 頃は雑音だけでしたが、14:00 過ぎると、
「ふるさとはなれて 北関東 栃木県」と、
「ふるさとはなれて 東京」 が取れました ^^;

いつものことですが、混信がひどいです。
他に
26985kHz,27015kHz,27025kHz,27085kHz,27105kHz,27115kHz,27165kHz でも違法CB無線が結構な頻度で取れます。
#常時電波が出ているわけではありません。

たぶん、40ch タイプの違法CB無線機は、10kHz 単位に27385kHz あたりまで周波数が存在するのでしょうね。
当ロケーションで受信した違法CBの最高周波数は、27275kHz だったりします。

2007/06/10(日)21250kHz USB

2007/06/10 15:13 SWL
JARL北海道支部で、「第16回よさこいソーラン祭り特別記念局/8J8YOSA」が開設されている模様。
カード目当ての国内局が次から次に来ていたようです。

他のバンドでもやっているらしいが、さくっと受信できたのはこの周波数だけ :-)
一部の幹線道路封鎖するし、参加者のマナーも悪いので、よさこいはやめてほしいんだが。。
#あれは「祭り」はなく、どうみても「ダンスコンテスト」だよねぇ。。。

2007/06/10(日)CQ デンマーク・・・?

2007/06/10 14:57 SWL
アマチュア無線では、誰でもいいから交信したいなんていうときに「CQ」を数回連呼したりします。
ところが、27005kHz で時々

「CQ デルタ エックスレイ」
「CQ デンマーク エックスレイ」

なんてやっている違法局。余計なところにフォネティックコードを使っているようにも感じるし、意味はおそらく「CQ・DX」なんですが、前者は正統派、後者はKDD版。

しかも、交信相手の確認にフォネティックコードを使っていないような・・(?)

交信したからといって、ベリカードの交換は・・・するわけない :-)

2007/03/03(土)新周波数でのJMH

2007/03/03 15:30 SWL
3/1 より、気象庁によるJMH (気象無線模写通報) の送信周波数が変更になっています。
3622.5kHz/7795kHz/13988.5kHz の3波のみ。

7795kHz で受信を試みましたが、7305kHz だった頃より、フェージングは少ないようです。
2種類の高層天気図を受信してみました。
先ずは、いわゆる 500hPa 天気図:

200703031

上空 5700m を基準にして、気圧を高度で示し、等しい気圧の部分を実線で示します。
この高度が低いほど気圧が低く、高度が高いほど気圧が高いという意味になるらしい。

点線は、等温線。これを見て、大雪の目安や寒気の目安とします。
概ね -30℃の等温線が真冬の寒気で、「冬将軍」という表現をする天気キャスターもいます。

今シーズンは、通常は北海道付近まで南下して居座るこの等温線が、サハリン付近までしか南下しない日が多く、日本付近に南下してもそれが長続きしない状態が続いています。

時期によりますが、実際の天候により密接に関係してくるのが、次の 850hPa 高層天気図です:

200703032

この図では、上空 1500m付近を基準として、気圧が等しい部分を実線で、等温線を点線で示しています。
この高度では、雪の目安は -6℃の等温線。 平野で雨になるのは、-3℃の等温線。

通常、3月いっぱいは、-6℃の等温線が、北海道付近に居座るのですが、今シーズンは、これまたサハリンあたりまでしか南下しない日が続きました。 ちなみに、-12℃の等温線になると、粉雪になります。

ですが、本州まで南下することはシーズンを通すと、通常でもそう多くありません。
今日は、-6℃の等温線がサハトン中部(北緯 50°付近)まで北上し、春のような状態。

この状況では、北海道でも雨になります。暖冬といわれる所以です。
それだけではなく、沿海州方面も暖冬傾向なのか、中波帯は特に影響を受けるようです。
はっきりしませんが、気温との因果関係はかなりありそうです。