2013/07/19(金)ここのところの天候・・・

2013/07/19 17:26 気候の話題
豪雨災害や酷暑に見舞われている方々にお見舞い申し上げます。

札幌の天気予報では、曇りがちの日が多いことになっていますが、
見事なまでにはずれまくりで、毎日こんな感じです。



ただ、それほど暑くありません。
しかし、爽やかでもありません。ここがこの10年で変化したところでしょうか。

朝の最低気温も15℃前後が普通であった札幌ですが、ここ数年の夏は18℃以上の日もあります。
中学校で習う 「ケッペンの気候区分」 によれば、札幌は亜寒帯(冷帯とも言う)で且つ雨季や乾季の無い湿潤気候(Dfa) に分類されています。
北海道の大部分がこの分類か、Dfb と呼ばれる同じ亜寒帯湿潤気候です。

最も寒い月の平均気温が -3℃以上だと温帯になるのですが、札幌は最も寒い月の平均気温が -3.6℃(気象庁の統計 1981-2010年による)なのです。

この 'Dfa' という区分ですが、多くは亜寒帯の端(温帯と隣り合う側)になるようです。
この区分になる気候帯は、四季の変化がはっきりしているのが大きな特徴だそうで、また、緯度が相対的に低い位置にある札幌のようなところでは、夏の日差しが強く、温帯や亜熱帯並みに暑くなるけれども期間が短い、とされています。

札幌の場合、最も寒い月の平均気温が -3℃より高くなると、温帯になります。
都市化によるヒートアイランド現象による影響は考慮しないのでしょうかねぇ。。