2011/09/08(木)モスクワオリンピックのテーマソング?

2011/09/07 25:31 コラム
1980年に開催された、モスクワオリンピック。
当時は冷戦真っ只中で、ソビエト連邦を中心とする共産主義国家群とアメリカ合衆国を中心とする民主主義国家群との対立が激しい時期でした。我が日本国は、民主主義国家群に属し、ソビエト連邦とは敵対する関係でした。

1979年12月24日に発生した、当時のソビエト連邦によるアフガニスタン侵攻に抗議する形で、民主主義国家群は足並み揃えて、モスクワオリンピックの参加をボイコット(選手団を派遣せずに不参加)したのでした。日本もボイコットしました。
この曲は、アフガニスタン侵攻が始まる数ヶ月前に、当時の西ドイツのグループ「チンギスハン(ジンギスカン)」によってリリースされ、少し遅れて日本語版のカバーが「ダークダックス」によってリリースされました。
いずれも、アフガニスタン侵攻が起きる前で、侵攻発生前まで、それなりにオリンピックムードを醸し出していました。

  

※それぞれの画像クリックで曲が確認できます。
(右側はニコニコ動画です。ユーザ登録〔無料会員〕が必要です)

モスクワ放送の日本語放送では、日本語版がかなりの頻度で流れていました。アフガニスタン侵攻が起きた後も殆ど変わらない頻度で、オリンピックが終わるまで流れていたように記憶しています。

原曲のドイツ語版はアフガニスタン侵攻が発生するまで、日本国内のマスコミでかなりの頻度で紹介されていました。流行ったとまではいえない感じだったと記憶しています。
また、ドイツ語版と日本語版は、歌詞が同じではありません。日本語版の方はかなり変えているようです。

当時、筆者は小学生くらいだったので、アフガニスタン侵攻の問題とか意味とかが判らなかったですが、今更ながら、国際社会は第3次世界大戦がすぐにでも起きるかもしれないという緊張の中だったのかなということを感じます。

2011/09/07(水)モスクワ放送で地球規模で流行っていた音楽

2011/09/06 25:19 コラム
このブログを現在のはんかくさい日報から分離する前、当時のモスクワ放送で人気アーティストの記事を掲載しました。

ところで、同じような時期に当時のモスクワ放送で流行っていた曲がもう一つあります。
シベリアードテーマ曲

※画像クリックで youtube の画面が表示され、再生できます。

映画「シベリアード」のテーマ曲。σ(^^) 好みのシンセサイザーの電子音楽です。
今聞くと、若干セミプロ演奏のような雰囲気に感じるのですが、、

映画の内容は知りませんが、この音楽は当時(1980年から1981年頃)のモスクワ放送で頻繁に流れていました。
日本語放送だけでなく、英語放送ワールドサービスでも流れていました。
英語放送ワールドサービスで、2001年頃まで流れていたのを確認しています。

最後の50秒で、エレキギターのパートが被っていますが、当時はこのパートは無かったような、、、
個人的には邪魔なエレキギターです。

さらにこの曲は後年、 PPK が Resurrection という名前でカバーしています。 PPK は既に解散しているようです。
Youtube に色々な人がオリジナルリミックスをアップしています。

2011/08/08(月)タンジェリンドリーム

2011/08/08 4:05 コラム
今回は、たまにブログ主の音楽趣味でも語ろうかと。

検索かけると、婦人ものアパレル屋だとか、犬の店とか出てくるが、ここではそういうものではなく、ドイツに居るシンセサイザー音楽を出しまくっているユニット名。

Edger_froese  1967年から存在するグループだが、未だに現役。
 メンバーは創設時から居るエドガー・フローゼ以外はごっそり変わっております。
 現在のメンバーは、総勢5名ですが、なんと残り4名は、エドガー・フローゼから見れば、親子の年齢差がある・・・(^^;

 このグループの曲を初めて知ったのは、1981年冬くらいに当時放送されていた NHK-FM の「クロスオーバーイレブン」にて流れたことによります。最初はどこの誰の曲だかわからなかった。。 ^^; でも何故かエアチェックで録音していました。

 当時、シンセサイザー音楽と言えば、Y.M.O. だとか喜多郎が有名でしたが、メッセージ性と日本の音楽グループには無い表面的ではない何かを感じ取りました。衝撃というよりは、感動した記憶が。。σ(^^) はめったに感動しない性分だから、正常ではないのが間違いありません :-)

 曲名は、FM放送の番組表が載っている雑誌でしか確認できない環境・時代です。
 同じ曲が再びかかるのを期待して、その雑誌購入と、「クロスオーバーイレブン」の聴取を欠かない様になりました。 ← 我ながらすごく気長だと思う(爆)

 そして、1983年の秋くらいに、「クロスオーバーイレブン」にて同じ曲がかかりました。
 このときに曲名など確認。

 「タンジェリンドリーム/キエフ・ミッション(kiew Mission)」

 σ(^^) にとっては、この曲がタンジェリンドリームのファンになったきっかけの曲。
 さて、この曲は3つのバージョンがあります。

Kiewmission1981 Kiewmission2009live Kiewmission2009
※各画像クリックで、曲を確認できます。

 一番左側が1981年当時のオリジナル。その横が2009年、ライブにて発表された Remake バージョン。最も右側は殆ど同じですが、サックスのパートがごっそりカットされたもの。これがCDで出ています。

 1981年発表のものには、ロシア語のメッセージがあります。
 動画に出てくるお姉さんが語っている内容そのものがそれ。

 当時はソビエト連邦を中心とする共産主義とアメリカを中心とする資本主義の冷戦真っ只中です。
 キエフ(現在のウクライナ)には大規模な軍事拠点があり、何をしでかすか判らないことを嘆き、皮肉った表現です。当時のプログレグループではごく普通のこと。

 メッセージの英訳が以前、エドガー・フローゼによって提供されていました。
 それを拾って意訳を試みたのが下記です。

 「アジア、アフリカ、ヨーロッパ、オーストラリア、アメリカ、これら大陸の将来の地球。
 平和世界完成の状態を理解するために
 未完成の状態を理解するために
 話し合う、答える、喋る、そして考える。

 人の心を読み取る人が、友人と交流する時にこのような内容が、広大無辺に伝わるのを知っている。
 理性的な存在は会話や話し合いを大切にし、何度も繰り返すものなのだ。

 アジア、アフリカ・・・(繰り返し)」

 何喋ってるのか良く判らなかったのに、メッセージに心打たれるものがあったのを思い出しました(爆)。

2011/05/07(土)太陽黒点数が確実に増加中

2011/05/07 20:08 コラム
20110507

これは、NICTが提供する太陽黒点数27日周期のプロット表です。
( http://www2.nict.go.jp/y/y223/sept/swcenter/sunspot.html )

2009年は、黒点数0が50日程度続いた時期もありましたが、今年に入ってからは、黒点数0の日は激減しています。

太陽黒点数は、太陽活動の活性度を示す指標として利用されていて、黒点数と太陽活動活性度は比例するとされています。
太陽活動が盛んになると、短波帯以上で、電波の伝搬が良くなったり、時によっては異常伝搬を起こしたり、様々な現象が頻発する傾向が強くなります。
電波伝搬は、太陽活動活性度とかなり密接な関係にあることが各種の研究で知られています。

太陽黒点数は11年周期で多くなったり、少なくなったりを繰りかえすことが知られています。それに伴い、太陽活動も11年周期で活性・不活性を繰り返すのです。

今回は、11年周期が判明してから24回目のサイクルということで、「サイクル24」といわれています。
2009年から2010年が周期の底で、ピークは2013年頃と見られています。

特に短波帯から 150MHz くらいの間の周波数で電波伝搬がよくなったり、一時的に電離層で短波帯の電波を吸収してしまい、全く短波帯の遠距離伝搬が出来なくなり、通信不能に陥る現象=デリンジャー現象が時々発生するようになります。