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2月に入ってから寒い日が相変わらず続いていますが、
その原因は、北海道付近に強烈な寒気が居座っていることに起因しています。
〔2010/02/05 21:00JSTの500hpa 気温分布予想図/気象庁/FXFE5782〕
500hpa というのは、上空約5300m ~ 5500m付近を示すようです。
ここで -30℃以下の領域が、平野で雪が降る目安とされています。-30℃以下の領域であっても雪を降らせる雲が無ければ、寒いだけで雪が降らないのは自明です。
北海道付近には -45℃以下の寒気が居座っています。
〔2010/02/06 09:00JSTの500hpa 気温分布予想図/気象庁/FXFE5782〕
北海道の旭川付近を中心に、-48℃以下の領域が現れます。 これは、スーパーコンピュータが計算して割り出すのだそうです。 寒気が成長する。こんなことも珍しい。大抵は弱まりながら東へ去っていくのです。
ちなみに、-48℃以下の領域というのは、普段はシベリア北部に時々に現れる程度です。2月に入ってからは、シベリアは比較的暖かく、北海道から沿海州にかけて北半球で最も冷たい空気の塊がある状態が続いています。
このレベルの強烈な寒気は、10年に1度といわれています。明日まで続きます。
明日も厳しい冷え込みになります。そのあとは、暖気が急に流入する形になります。 体調管理に留意しましょう。
昨日・今朝と最近の札幌の気候としては冷え込んでいます。
今朝は晴れているので、放射冷却しそうなものですが、昨日の朝よりは暖かいです。
ただ、昨日の最高気温の低さは、この観測装置を付けてからは初めてで、気象歴史でも記録的な寒さです。
この寒さは、高層天気図見る限りは、今日あたりがピークで、だんだん暖かくなります。
明日から、世界的に有名になってしまった札幌雪祭りですが、後半は暖かくなり、最終日(11日)あたりは雪像が解けるくらいになる可能性あります。