2008/12/07(日)札幌市南区コミュニティFM局一時休止
2008/12/07 19:01
ここ数日、緊急作業が続いていたので、、、
まともな情報はこれひとつのみ
http://www.hokkaido-bt.go.jp/2008/1205.htm 〔北海道総合通信局 報道資料〕
異変に気づいたのは 12/1 というのが殆どのリスナーのようです。
目だった異変の兆候が無かった(中継担当のお姉さんが退職したくらい)上に、当事者が全く会見すらしないため、地元ですら、なにがあったのかさっぱりわかっていません。。
Webサイト http://www.greenfm.co.jp/ も 12/5 18:00頃、閲覧不能になりました。
#このときは「あれ、さっきまで表示したのになぁ」状態だったです。。
12/4 現在は通常の放送はなく、音楽垂れ流し状態でしたが、
12/6になると、どうやら無変調キャリアのみのよう。未確認情報ですが、スポンサーの確保が出来なくなって資金難に陥り、どうも民事再生法の適用を裁判所に申請したらしいです。
各所で書き込まれている記事をみていて、勘違いが結構多いのですが、「民事再生=倒産」ではないです。
これで「廃局か」「会社潰れたか」という投稿が随所に見られる。。。「倒産」というよりは感覚的には「自己破産」に近いものでしょう。
とにかく、今のところは近い将来事業再開するつもりのようです。 11/5 に民事再生開始となったツクモ電機のように事業継続しながら、、という選択肢もあったはずですが、ままならなかったのでしょうかね。
前回の「FMニセコ」の事例(一時休止→廃局)があるので「廃局」を連想してしまうのも解りますが。。
2008/10/14(火)B-CASカード廃止の動き?
2008/10/14 17:53
#この人は地方を全く判ってないので、その手の話題は個人的にはお勧めできんが。。
B-CAS カードには数種類あるらしく、日本の地上ディジタルTV放送とかCS放送などは、このカードが無いと視聴できないようになっています。
上記のように数種類あるようで、一般には赤と青のものがあります。
白は店頭デモ用、同じく店頭デモ用として、黄色のものもあるらしいです。
廃止するとしても、まだ本格的な動きでは無いので、実際にこのカードが廃止されるとしても数年先のことでしょう。確かに、このカードがシステムとして存在しないほうがメリットが大きいですかね。
受信機(受像機)の価格を押し上げている原因のひとつはこの B-CAS カード。
受信機(受像機)毎に製造メーカや販売店経由でB-CAS社から無期限貸与されることになっていて、その価格は有償なので、販売価格に転嫁されています。どのくらいの価格か判りませんが、恐らく2万円~3万円。
但し、ワンセグ専用と呼ばれる受信機(受像機)は、B-CAS カードが無くても良いようになっています。
幾つかの携帯電話機でワンセグTV放送が受信できるものが存在するのはこのためです。
ですが、今のままでは将来的にワンセグ専用機にもB-CAS が義務となるかもしれません。
B-CAS カードのせいで、地上ディジタルTV放送の受信機(受像機)キットなんぞという代物も事実上企画開発できないです。こういう囲い込みばっかりだから経済も低迷するんだけどね。
2008/10/08(水)スケジュール変更の月(A08→B08)になりました
2008/10/07 24:22
大きな仕事でも入れば、ショック的に一発で治りそうなのですが、その目処全く立たずで。。orz
本題ですが、年2回行われる短波放送の周波数&放送時間変更が、今月27日に行われます。
現在はA08スケジュール、来るスケジュールはB08スケジュールです。
大抵、10月の最終月曜と3月の最終月曜なんです。
ぼちぼちB08スケジュールの発表が短波放送各局から発表されるかと。
日本で唯一の民放短波ラジオ局である「ラジオにっけい」は例外です。 年中
3925kHz/6055kHz/9525kHz(第1放送)
3945kHz/6115kHz/9760kHz(第2放送)
で送信しています。
2008/07/28(月)ホワイトスペースの活用
2008/07/27 25:10
しかも無線の世界の方では昔から使われている用語でもあるので、本来ならIT用語での説明でその旨の説明を一文付け加えるべきなんですが、、
アメリカでは 2009/02/17 、日本では 2011/07/24 に従来のアナログ形式のTV放送が終了することになっています。アメリカではもう半年ちょっと先の話でもあり、この時点でTV放送に使用されるチャンネルに空きが増えることから、かねてから無線LANや携帯電話の利用を、TV放送が行われていない空きチャンネルを使うことを認めるか否かで現実的な話題としてくすぶっています。
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20080327/297275/
〔Google,“ホワイト・スペース”の無線ブロードバンド向け開放をFCCに要求 〕
日本でもアメリカでもそうなのですが、TVのチャンネルプランというのは、地域単位に割り当てられ、地域毎に異なる割り当てがなされています。例えば、東京では ch1がNHK総合、 ch3がNHK教育、ch4がNTV、 ch6がTBS、ch8がフジ、ch10が朝日、ch12がTV東京.... となっていますが、札幌では ch1 が HBC(TBS系)、ch3がNHK総合、ch5がSTV(NTV系)、ch12がNHK教育、ch17がTV北海道(TV東京系)、ch27がUHB(フジ系)、ch35がHTB(朝日系)のようになっています。全く異なるわけです。
TV放送のチャンネルは日本の場合は ch1 から ch80 まであり、使われていないチャンネルの方が多いことが判るでしょう。その地域で使われていないチャンネルそのものを「ホワイトスペース」と言っています。
既存のTV局は「干渉が起きて視聴に影響がある」として、こういう方策には反対しています。
日本のように地形が複雑なところでは局地的に送信局の電波が届かない地域があり、そこに「別チャンネルプランの中継局」を設置して対応しています。札幌市内でも数箇所そういう中継局があり、チャンネル割り当ては異なっています。とはいえ、80ch 全て埋まっていないわけで、ホワイトスペースは存在するわけです。
TV放送周波数帯と共存するには、ホワイトスペースを自動的に探し出す技術的な仕組みが必要です。
それと、現在の日本のチャンネルプランでは、局地的な難視聴に対応するために中継局に別のチャンネルを用いることから、「電波有効利用の点から非効率ではないか、局地的中継に際しては、同じ周波数を再送信する方式でいいのではないか」という声も上がっているらしいです。
当方は、技術的な知識が今ひとつ中途半端なので中立の立場ですが、どんなもんでしょうね??
2008/03/28(金)コミュニティFM― ラヂオ ノスタルジア
2008/03/28 23:48
開局当時は、放送設備の殆どを自作(しかも真空管がメイン)し、普通なら数千万円かかる設備費用を70万か80万円で済ませた(金額はうろ覚えにつき鵜呑みにしないでください)と、話題になり、 2002年か 2003年頃だったと思うのですが、経理陣の内紛が何回か伝わっていて、この点でも話題になった放送局です。
で、引越ししてから全くこの局が取れなくなった(空中線の飛来方向が完全に建物の陰になるため)ので、暫く聞いていなかったのですが、放送休止が起きたという未確認情報をもらったので、出かける時にカーラジオでチェックしていたわけです。
ここ数日軽くチェックしただけですが、
・深夜帯は休止している?(キャリアは出ている模様)
・日中の時間帯は一応放送しているが、音楽垂れ流しの時間が多い模様。 という感じがします。
1回や2回のチェックなので、断定できないですが。
昨年夏頃は確か、深夜帯は毎晩文字通り「ノスタルジアな音楽垂れ流し」状態だったんですが、、
2008/03/22(土)コミュニティFM局が廃止(FMニセコ)
2008/03/22 17:28
コミュニティ放送局の廃止について 〔北海道総合通信局〕
これまでも経営陣の内紛が起きているコミュニティFM局は、北海道でも複数ありますが、放送は継続しています。
経営基盤がどうのこうのというより、経営陣の内紛が大きいような。。
全国的な傾向は判りませんが、北海道ではコミュニティFM局廃止というのは初めて。
現在、北見市でコミュニティFM局が開局準備中です。
82.7MHz 20W で、つい先日の 3/19 に予備免許が交付されています。
2008/03/08(土)表面的なことだけ流すのは看過できません・・(違法FM)
2008/03/07 24:00
たぶん長期間消えずに残るのは
→ 不法無線局の開設者を電波法違反容疑で告発 〔北海道総合通信局、リンク切れ確認 2018/07/15〕
ということで。。
以前、それとなく問題提起した のですが、あまり省みられることなく、事件がおきました。
北海道の農村部では、いつこのような事件がどこで発生してもおかしくないんです。
再度提示しましょう。その前に今回の事件が発生した中標津町の位置です。
〔画像クリックで少し大きな画像が表示されます〕
赤く塗り潰してあるのが中標津町の町域です。
で、今回話題となった民放FM局(FM北海道)の現在のおよそのサービスエリアを示します。
〔画像クリックで少し大きな画像が表示されます〕
一部、「オホーツク海沿岸地方はサービスエリア外」と報道したマスコミがいるようですが、大きな間違いですので。
でも辛うじて網走、北見といった地域だけです。この地域の人口の およそ 70% になりますが・・
次に、2つ目の民放FM局(FMノースウェーブ)の現在のおよそのサービスエリアを示します。
〔画像クリックで少し大きな画像が表示されます〕
こちらは、前述のFM北海道よりサービスエリア自体が狭いことが判ると思います。
網走、北見、室蘭に地域拠点となる中継局がありません。
ついでに、TV東京系列の民放局 テレビ北海道のサービスエリアです。
〔画像クリックで少し大きな画像が表示されます〕
この放送局は、釧路地区に 2000年、網走、北見、根室地区に 2001年にエリア拡大の構想があったと聞いていますが、例の地上ディジタル事業でこの構想は実現できず、早くても2011年以降になるでしょう。
ここ数年、日本ハムの野球中継をこの放送局が積極的にやるので、毎回のように「中継局設置しろ」の苦情・要望が来る始末らしいです。
いずれも今回事件がおきた中標津町はエリア外であることが判ります。
さらに、中標津町と同じ状況にある市町村は中標津町以外にも複数あります。 稚内なども民放FMが無い地域のひとつです。
中標津町は空港があるせいか、人口増の市町村で現在 23000人余りです。
この地域のAM放送は釧路局か根室局が取れますが、どちらも今ひとつです。
既存民放TV局は 2kW, NHK-FM 1kW で中継局を中標津付近に設置しています。 それくらいの出力でないと、この地域は広いのでカバーしきれないです。
大都市圏にずっと暮らしている方々には理解されないことが多いのですが、 この地域は、隣りの家まで 1km 以上あるような地域が普通にあるので、 インターネットも難しいものがあります。距離がありすぎて回線引くのに困難を伴います。
同じように利益優先の民放が、中継局設置には積極的に手をつけるという状況にはなれない訳で。。
このようなつまらない格差があることで、定住人口が札幌のような都市圏へ流れるきっかけを与えている事実があります。
時代に合わせた生活環境が構築できない地方は、自然衰退・消滅という危機が待っています。
東京(首都圏)の視点では見えないものが山のようにあるわけです。
一番まともな高速通信環境が携帯電話なんですよね。
2008/01/11(金)総務省告示第664号
2008/01/11 23:44
今のところ 2011年7月24日を以って、今のアナログなTV放送が行われなくなり、 そのついでに TV1ch -12ch と TV 53ch - 62ch が無くなるのです。
TV 1ch - 12ch は、VHFなTV放送ですが、周波数割り当ての関係で、TV 1ch - 3ch と、TV 4ch -12ch は別々の連続領域になっています。
つまり、現在アナログなTV放送で使っている周波数帯が空くので、アナログ放送終了後、どんな用途に割り当てしなおすのかを指定する、というのがお役所の告示という訳です。
ここ で告示の履歴が見れます。
今回の告示でどうなるのかチェックしていたのですが、はっきりいってよく判らん.. ^^;
TV 1ch - 3ch は、周波数で言うと 90 - 108MHz に相当し、 「TV放送以外の放送」としか記載が無く、FM放送帯を拡張する形で割り当てる(76-108MHz がFM放送帯になり、多くのFMラジオが対応しているのでさほど問題なし)のが自然な気がするのですが、アホな抗議を警戒してか、具体的に示そうとしません。
TV 10ch - 12ch (205MHz - 222MHz) も「TV放送以外の放送」とありますが、これはたぶん、ディジタルラジオだと思います。現在、東京とか大阪で TV 7ch (176MHz あたり) の周波数帯にて放送しているようなのですが、こっちで放送やってないので、どんなものか判りませんが。。。
TV 53ch - 62ch (710MHz - 770MHz)は、「陸上移動」とあるのですが、これは、携帯電話に割り当てられる可能性が高いです。ですが、ここの周波数帯をどうするかが、水面下で一番揉めています。
この周波数帯の性質上、人間の肉眼で見通せる範囲なら、小さい電力でもなかなか使い勝手がいい周波数帯だからです。