2005/01/22(土)ボルメット放送

2005/01/22 21:57 SWL
航行中の航空機に対し、主要空港の気象情報を伝えるためのものです。
最近の、B747 とか A320 などは、通信衛星で空港の気象情報を得るので、B737 とかの古い航空機のパイロットが主な利用者になり、徐々に利用されなくなってきているとのことです。

新しい航空機をなかなか買えない開発途上国の航空会社パイロットには必要不可欠なもののようです。
#だから、しばらくは無くならないと思います

ボルメット放送は、地球上をいくつかの地域グループに分け、短波で放送しています。
日本の場合、太平洋地域グループに所属し、ハワイ・米国西海岸・極東・南シナ・南太平洋・アラスカのブロック分けのうち、極東ブロックの7空港を「東京ボルメット」として毎時10分と40分から、5分の持ち時間で空港の気象情報を流しています。

周波数は、2863kHz、6679kHz、8828kHz、13282kHz で、J3E(USB) です。
SSBモード、もしくはBFO の無いラジオでは、モガモガ言ってしまい、受信不可です。

昨日受信してみました →  8828kHz(2005/01/21,8828kHz)

東京ボルメットは、極東ブロックの7空港を担当しています。
成田、東京(羽田)、新千歳、名古屋、関西、福岡、仁川 の順番で、成田と関西を繰りかえし、再度、成田を繰り返すのが基本パターンです。
(那覇は、南シナブロック担当の香港ボルメットで伝えられます)
各空港の情報は、簡単な英語と幾つかの専門用語で構成されています。
気象的に平穏な場合は、情報短いですが、視界が悪かったり、雨や雪が降ってたりすると、伝えられる内容が増えます。
聞き方は、このサイトに概略説明されています → ここ

ちなみにこのときの空港の気温は、16:00 現在ということで、 成田:7℃、東京(羽田):8℃、新千歳:-7℃、名古屋:8℃、関西:7℃、福岡:10℃、仁川:1℃ と伝えていました。

2005/01/12(水)6215kHz、韓国発の乱数放送

2005/01/12 18:04 SWL
 この乱数放送の存在自体は、昨年3月頃気づいたのですが、推測も多く、「怪しい放送局だけど、なんだろなぁ」という感じでした。
 昨年秋頃、韓国発の乱数放送ということが判明し、このサイトあたりに概要が記述されています → ここ

 昨夜、6215kHz で受信した状況を PCM 録音してみました。

  6215kHz-2005.01.12 (00:00から13分ほど)

#こちらでも概要記述しておきました → https://www.basekernel.co.jp/pc/elec/AUX_Broad.html

 パターンは大体決まっていて、23:00 ~ 01:00 の毎時00分または30分に始まり、
 最初の3~5分は、韓国のポップスなどの音楽。変調は浅い。
 続いて乱数放送本体、最後に「カムサハムニダ(ありがとうございました)」で終了。

 当方では確認していませんが、音楽だけで終わる場合もあるらしいです。また、毎日確認できる訳でもありません。
 6215kHz の他に、5550kHz でも強力に受信しました。

2005/01/11(火)8.7MHz帯の船舶電話

2005/01/11 17:49 SWL
電波は、放送だけではなく、様々な業種で利用形態も様々に利用されています。
短波の 8MHz 帯は、放送には使われていませんが、主に、船舶無線・航空無線に利用されています。

このうち、1日を通して断続的に聴取できるのが、船舶電話です。
ここ札幌では、日本海上を航行するロシア船に対する船舶電話が断続的に聴取できます。
ロシア語なので、何喋ってるのかは、判らないですが(爆)

8725kHz,8728kHz,8731kHz,8734kHz あたりがよく入感します。
電波形式は、J3E (USB) 形式というもので、安価な短波受信機では、上手く聞き取れません。
USBやLSB、BFO といったモードがある受信機でないと、「モガモガ」言って駄目です。

昔は、保留音に、ベートベン交響曲第9第4楽章のメロディーが垂れ流しだったのですが、 最近は、その保留音は皆無です。 8731kHz,8734kHz では、双方の声が、その他は、海岸基地局側の声だけが聞き取れるようです。