2019/01/30(水)(電子)部品箱を久々に漁ってみた

そういえば、香港製の半導体ってあったかな・・・ とふと思ったところ・・・
手持ちの古いものには無かったようです。

上から、

 ・今は無き「三菱半導体」。 → 日立・NECと共に「ルネサス」になっています。
 ・米国のテキサスインスツルメンツ(TI社)。日本製。
 ・米国のテキサスインスツルメンツ(TI社)。台湾製。
 ・米国のテキサスインスツルメンツ(TI社)。マレーシア製。

 全て、1980(昭和55)年の製造。このほかにシンガポール製なんていうものも記憶にあるんですが、手持ちの中には既にありませんでした。
 当時、新品で購入したんですね。この世界に足を突っ込み始めた頃のもの。
 型番見れば、この世界が長い方々には、何の機能を持つICかすぐ判る代物です。

 このころから、台湾では半導体製造をやっていたようですね。今では台湾製半導体は欠かせない状態になっています。
 マレーシア製半導体は、現在ではあまり印象そのものがありません。市場に出回っているのだろうか。。

2019/01/28(月)本日の調達品

業務にも、日用にも必要なので・・・
かなり造りは粗雑な部分があるのですが、「取り敢えず使えればいい」ということで・・・
この手のものは、数m先で断線しているとかも判る数万円ほどの高級なものもあるのですが、このテスタは単なる導通試験だけの機能で、最も安価なタイプのもの。
006P(9V)の乾電池を使います。一応、新品の乾電池が付属しています。しかし、見たことが無いメーカ。
20190128_1.jpg
 
20190128_2.jpg


「どこで製造したものか」の手掛かりを探すと、『Made in PRC』・・・・・
20190128_3.jpg


中華大陸製の模様。「People's Republic of China = 中華人民共和国」の英語表記の頭文字略で PRC。
ちまたでは、「Made in China」を敬遠する外国の消費者を欺くためにこの表記を意図的に使うとかあるそうだが、そんなことしようがしまいが、未だに当たり外れがあるのが中華製の工業製品。

ちなみにテスタ本体は、台湾製でした。

2018/10/05(金)天寿を全う(?)しました。

このボードを外気温・室内温度計測装置に使っていたのですが、ついに・・・逝ってしまった模様。
異変に気付いたのは、昨日の午後。。orz
計測装置の稼働状態を遡ると、どうやら、9/18 頃から調子が悪くなっていった模様。。
20181005.png


2003(平成15)年12月上旬から、ほぼ休みなく連続稼働させている状態での使用で、14年11ヶ月ほど使用できたことになります。
交換部材はもう生産されていない代物なので、これが壊れたら次は無いため、次世代モノに対応すべく一部の改造などやらないといけません。
再利用できそうなのは、2つのICですかね。ただ、ICそのものを再試験とかやらないと何とも言えません。

他にも部品取りで使えるモノはあるのですが、一社会人として忙しくさせて頂いているので、昔なら意気込んだものの、今はそういう気にもなれないですね。。

2018/06/25(月)Raspberry PI Model B+ で FreeBSD11.1R を 11.1R-p10 にする

何年か前に某所から2つ預かっていて、「返せ」と来ないので事実上は当方の所持品と化しているのだが・・・
20180625.jpg


今は、Raspberry PI も 3 までバージョンアップしているものの、Raspberry PI 3 対応の FreeBSD はまだプロダクトクオリティでないとかで、手元の旧版 Raspberry PI Model B+ でサーバ構築を試みているのだが・・・

OSソースコードツリー取得に3時間余り、make buildworld を3日前から始めているものの、まだ終わりません。
4日目で llvm 絡みのコンパイルが終わり、やっと次の段階に進んだところ。
CPUの能力も低いですが、SDカードへのアクセスの遅さが主たる原因でしょうか。

今時のデスクトップ・サーバ機器ものならば、4~5時間もあれば終わってしまうのです。
これでは、この方法でメンテナンス出来ないっすね。。 

エンタープライズな方々が好みのバイナリアップデートならば即できるかもしれないが、カスタムカーネル構築は実質出来ず、その他もカスタマイズもろもろが面倒(バイナリアップデートで上書きで元に戻るし、そういうのが管理面倒)なので出来れば使いたくない。

インクリメンタル・コンパイル(更新)みたいなメンテナンスが出来れば、こちらの運用環境としてはベストなんですけどね。
そういうの必要とするユーザは殆どいないのでしょうかね。。それとも既に知られているやり方があるのでしょうか。。

〔2018/06/26 追記〕
その後、皆、クロスコンパイルで構築していることに気づき、手元の実験環境サーバで実施したら、6時間ほどで完了しました。
4日間を返せ、、、orz...

2017/06/07(水)8年ぶりの秋葉原

facebook上で、かつての電子工作愛好家には案外好評だったので、ここにも記録を残します。
秋葉原付近を南北方向に貫く中央通りの東側は大規模に再開発されて、ガード下の一部以外はかつての面影を探すのはかなり難しくなっているのですが。。。

中央通りの西側はまだ大丈夫。でも、この界隈の再開発も時間の問題でしょうかね。。


この「東京ラジオデパート」はそんな往年の秋葉原の昭和の香りを残している建物のひとつ。
ここ訪れたのは、この界隈では昔から定休日店舗の多い水曜日だったんですが、一時期よりはシャッター閉まっているブース(?)は減っている感じはあります。

昔と明らかに変わっているのは『メイド嬢』があちらこちらに出没しているのと、
通行人に外国人が増えているということ、ですかね。

電子工作人としては外神田1丁目界隈(たまに外神田4丁目)に用があることが殆どなので、
とりあえず「外神田1丁目」をひととおり歩いてみたら、昭和の頃から現存している主な店舗は、
ツクモ・千石・秋月・若松通商(ラジオ会館)・秋葉原ラジオセンター・ロケット・オノデン・LaOXくらいでしょうか。(抜けは沢山あると思うがご容赦。コメントでご指摘ください)

平成になってから秋葉原に進出してきたマルツパーツは結構端っこの方だったんですね。
石丸電気は跡形も見当たりませんでしたね。強いて言えばエディオンに変わっていたくらいか。

蛇足ですが、「メイド嬢」目当てなら、外神田3丁目ですね。
電子工作人的には、殆ど行きませんし、通行人の客層が明らかに違いますね。

2016/09/27(火)こんなことがしたい

こんなのとか・・・

こんなのとか・・・


凄いですね。。10年前くらいに当時取引していた東京の某社にこういうイルミネーション販売の企画持ち掛けたんですが、理解得られなくてね・・・
当時これできていたら、間違いなくかなり稼ぐことができたのですが。。

流れている曲は、確かスコットランド民謡で 'Auld Lang Syne' という曲です。
日本では「蛍の光」で大変良く知られていますかね。
欧米では、年始のテーマソングになっているようです。

筆者は6年くらい前にこれより小さな規模のイルミネーションシステムを某所で作ったことがあるのですが、動画を見ているとこれは少し規模大きいですね。
点滅コントロールに必要な回線が32から64の間程度のようです。
また、コントローラは最低でも2つは使っていますね。

高輝度LED(これだけ点滅が速いのは電球では難しい)も総数で1万個近いのではないかと思います。
電飾設備だけでざっと50万円から100万円の費用はかかっていると思われますね。

技術はあっても、カネ無ければ与太話で終わってしまうのが悔しいところ。

2016/09/15(木)復調回路にDSP(Digital Sound Processor) を使用したAM/FMラジオキット

既にご存じな方々も多いようですね。
諸般の事情(カネも暇もない状態)で3年くらいこのキットを組み立てることが出来なかったのですが、
中波局のFM補完中継放送が始まることもあって、半ば強引に時間取って製作しました。


キットに付属しているツマミを他に転用している関係で使っていませんで、使い古しのものを装着しています。
また、AMバーアンテナはループアンテナ等の外部アンテナを使いたいので、とりあえず装着していません。
キットの説明書などには「ループアンテナ等を接続する場合は、RFTを自作し、それを介して接続するように」と記載されており、データシートではインダクタンス 650μH が指定されており、これに合わせたものが必要。。ですね。

S=53 というのは信号強度をdBμで表現したものらしく、絶対値換算で 約446.7 μV ということになります。
300μV(S=50) 以下だとステレオで受信できないことが多いです。
感度自体はそれほど悪くなさそうなのですが、当方のFM放送受信環境がパソコンなどの電磁波ノイズが酷い(常に 100μV前後[S=40] はある)ので、コミュニティFM局のような電波の弱い局はパソコン等が発するディジタル機器電磁波ノイズでかき消されてしまいます。
FM外部アンテナを接続すると、このあたりはかなり改善しそうです。

2015/05/04(月)(旧)亜土電子工業 ADK-204 キットの回路図を公開しました。

拙作ブログの記事 メーカ製より長持ち? で紹介した、 ADK-204 の回路図をいつでもダウンロードできるようにしました。
以下より入手できます。

https://ctrl.basekernel.ne.jp/rebase/download.html

「亜土電子工業」という名前よりは、「T-ZONE」という名前のほうが知られている(亜土電子工業はT-ZONEの前身)かもしれませんが、2010年11月末頃に廃業しているようです。

個人的には「秋葉原の亜土電子工業」で品数豊富な電子部品の通信販売業者としてよく利用していたので、組み立てPCなんかに本格的に手を出さずに地道に電子部品屋をやっていて欲しかったと思っています。

しかし、バブル崩壊あたりから斜陽だったので、あまり文句を垂れてもしょうがないです。

今となっては跡形も無い会社なので、可能性は限りなくゼロに近いと思いますが、掲載中止を求められたら、削除しなければなりません。その点だけご留意願います。

2013/12/24(火)電解コンデンサが逝っていた。



20年近く前に製作した自作の置時計です。
こんなものは、20年近く前であっても、主要回路部分は汎用的なLSIとして1000円前後で売っていたものです。
しかし、所要の機能が無かったために、LSIにするべき回路の内部から設計・製作したのです。

結局、ちまたでは、 C-MOS汎用ロジックICと呼ばれるものを120個くらい使って組み上げました。
これだけ部品が多く、20年近く経つと、あちこちにガタが来ます。人間と一緒です。
やはり、一番最初に逝くのは電解コンデンサですね。

ちょっとした電磁ノイズで、勝手にリセットがかかり、誤動作するようになったので、内部状態をチェックしていたら・・・
端子の根元が腐食していた電解コンデンサ・・・

ちょっと動かしたら、端子がとれてしまいました(苦笑)
他に不具合は特に見つからなかったので、早速交換。

破損コンデンサ

左側の画面はその電解コンデンサ。
静電容量、耐圧ともに現在はこのような値のものはありません。
いつ購入したかも全く記憶に無いくらい古いことは確か。メーカー名も調査しきれませんでした。。

今の電解コンデンサーは、他の電子部品と同様、小型になっています。
右側の画面で黒いコンデンサは、より静電容量が多いのに小さいです。
この黒いコンデンサは、5~6年前に購入したもので、HITANO という台湾メーカのもの。
現在は、同じ静電容量・耐圧なのに、更に小さくなっています。

今回は暫定的修理。劣化している部分があり、その部分は後日、根本的に配線をやり直さないといけないようです。。

2012/12/05(水)漏電で逝ったマザーボードだが・・・

逝ってしまったマザーボードの実物です。
このマザーボードを収容したケースと小型パワーアンプを収容したケースとの間でどういうわけか漏電スパークを起こし、スパークの時に画面表示が真っ黒になったりするので、筐体の隔離を行ってはみたのですが・・・

見た目は特に変わった様子は無いのですが、どうもDC12V 4p コネクタを挿すと、電源ユニットによる過電流保護が働いて、電源そのものが入らなくなってしまうのです。

ASRock 880GMH/U3S3

DC12V 4p コネクタを外すと、CPUファンとかは回りだしますが、当然のことながら使用できません。
この状態(CPUファンが回っている状態)で DC12V 4p コネクタを挿すと、激しいスパークを放ち電源供給が止まることが確認できました。テスタで負荷を測ってみたら、10Ω程度と非常に低く、CPUやメモリに供給する電源レギュレータ入力部分がダメージを受けていて、電圧供給がされていない状態のように見受けられました。

つまり、漏電でマザーボードが逝ってしまったのです。
漏電の原因はわかりません・・・。
ただこの現象がおきたのは 12月2日の暴風雪の時で、漏電した筐体どうしを隔離する作業のときに謎の感電もしたのです。
漏電の原因は主にAC100V の片側の線が外れかかっていて、それがFG(フレームグランド)に流れ込んだという話は聞きますが、どうもよくわかりません。。

筆者はデスクトップパソコンについては、メーカー製を絶対に使わないことにしています。

保証期間があるのはいいのですが、それが逆に不都合なんです。
自力修理したくてもそうやると、せっかくの無料修理が出来なくなるし、修理に出すと、数日は戻ってこないし(業務で使っているのでなければ困らないが、そんな状態ではない)、そうでなくとも、内部がどういう構成なのか判らないというのも大きいです。

内部の構成が判っていると、対応できるハードディスクや外部機器などもすぐ判断できるし、すぐ交換部品を手配したり、買うことも出来るので、そういうことが出来ない不便は被りたくないわけで。。

このマザーボードは MicroATX の SocketAM3+ で、メモリが 32GByte まで増設でき、VGA やオーディオが標準で、 S-ATAⅢ が2つあるなど、なかなかコスト的にも機能的にも良さげだったのですが、2012年11月末現在で、すでに同じ型のマザーボードは販売していません。

仕方なく、ただでさえ数が少なくなってしまった SocketAM3+ ATXマザーボードで代替を。VGA カードが無いのですが、未使用新品がたまたま手元にあったので、それを使うことで妥協でいたというところです。

昨今では、AMD 系マザーボードは SocketFM2 対応ものばかりが売られており、手持ちの SocketAM3+ なCPUで済まそうとすると、とても難儀です。この変化の速さには困っており、新しいものを買わせようと一辺倒になるのではなく、保守的なユーザも大切にしてほしいかなと。。