2012/12/05(水)漏電で逝ったマザーボードだが・・・
2012/12/05 5:36
このマザーボードを収容したケースと小型パワーアンプを収容したケースとの間でどういうわけか漏電スパークを起こし、スパークの時に画面表示が真っ黒になったりするので、筐体の隔離を行ってはみたのですが・・・
見た目は特に変わった様子は無いのですが、どうもDC12V 4p コネクタを挿すと、電源ユニットによる過電流保護が働いて、電源そのものが入らなくなってしまうのです。
DC12V 4p コネクタを外すと、CPUファンとかは回りだしますが、当然のことながら使用できません。
この状態(CPUファンが回っている状態)で DC12V 4p コネクタを挿すと、激しいスパークを放ち電源供給が止まることが確認できました。テスタで負荷を測ってみたら、10Ω程度と非常に低く、CPUやメモリに供給する電源レギュレータ入力部分がダメージを受けていて、電圧供給がされていない状態のように見受けられました。
つまり、漏電でマザーボードが逝ってしまったのです。
漏電の原因はわかりません・・・。
ただこの現象がおきたのは 12月2日の暴風雪の時で、漏電した筐体どうしを隔離する作業のときに謎の感電もしたのです。
漏電の原因は主にAC100V の片側の線が外れかかっていて、それがFG(フレームグランド)に流れ込んだという話は聞きますが、どうもよくわかりません。。
筆者はデスクトップパソコンについては、メーカー製を絶対に使わないことにしています。
保証期間があるのはいいのですが、それが逆に不都合なんです。
自力修理したくてもそうやると、せっかくの無料修理が出来なくなるし、修理に出すと、数日は戻ってこないし(業務で使っているのでなければ困らないが、そんな状態ではない)、そうでなくとも、内部がどういう構成なのか判らないというのも大きいです。
内部の構成が判っていると、対応できるハードディスクや外部機器などもすぐ判断できるし、すぐ交換部品を手配したり、買うことも出来るので、そういうことが出来ない不便は被りたくないわけで。。
このマザーボードは MicroATX の SocketAM3+ で、メモリが 32GByte まで増設でき、VGA やオーディオが標準で、 S-ATAⅢ が2つあるなど、なかなかコスト的にも機能的にも良さげだったのですが、2012年11月末現在で、すでに同じ型のマザーボードは販売していません。
仕方なく、ただでさえ数が少なくなってしまった SocketAM3+ ATXマザーボードで代替を。VGA カードが無いのですが、未使用新品がたまたま手元にあったので、それを使うことで妥協でいたというところです。
昨今では、AMD 系マザーボードは SocketFM2 対応ものばかりが売られており、手持ちの SocketAM3+ なCPUで済まそうとすると、とても難儀です。この変化の速さには困っており、新しいものを買わせようと一辺倒になるのではなく、保守的なユーザも大切にしてほしいかなと。。
2012/07/25(水)ICF-SW7600GRのACアタプタ修理
2012/07/24 25:26
SONY 製品のACアタプタは、どうもプラグ部分が断線しやすく、今回もその類でした。
#引っ張ったら、断線部分から銅線が抜けてしまった・・・・
プラグはサイズ的に合うものを電子部品店で買ってきて、交換すればよいのですが、そうやっても修復せず。
プラグの形が微妙に合わない(内径が合わない)のか? 始めはそう考えていました。
このラジオのジャックは「極性統一 EIAJ」とかあります。うーむ。。
EIAJ プラグは以下の5種類あるそうです。
TYPE1 外径の直径:2.35mm X 内径の直径 0.7mm TYPE2 外径の直径:4.00mm X 内径の直径 1.7mm TYPE3 外径の直径:4.75mm X 内径の直径 1.7mm TYPE4 外径の直径:5.50mm X 内径の直径 3.3mm TYPE5 外径の直径:6.50mm X 内径の直径 4.3mmこのうち、ICF-SW7600GR は、 TYPE2 が使えます。つか、このサイズしか挿入できない。
最初は内径部の形が、オリジナルものと少し違うのが原因なのかと思っていました。
しかし、原因は ICF-SW7600GR にありました。先ず、電池を取り出してから、裏ふたを外します。
上記の楕円で囲ったネジを外したら、裏ふたを上に引っ張ってはずします。そうすると基板が出てきます。
この基板の右下、電源ジャック部分のプリントパターン部分がランド断線していたのでした。(楕円で囲った部分)
この画像で見ても判りませんね。正直、よく見ないと判らないほど細い断線だったんです。
テスタピンを何度も当てたせいか、ちょっと汚れが目立ってますorz
とりあえず、ハンダを少し盛って対処。
おそらく、差し込む力が加わりすぎたのです。 ICF-2001D でも同じような断線を経験しました。
SONY製品は、凝ってるのだけれど、このように力学的に弱い造りなのが毎度のことながら・・・・です。
2重の故障(?)に参った珍事件でした。