2008/12/23(火)ロシア国内局の放送終了時刻

2008/12/22 24:22 BCL(中波)
当ロケーションでは、ここでよく取り上げる 1377kHz (R.Yunost) をはじめ、810kHz,783kHz,720kHz,630kHz,549kHz,279kHz,189kHz,153kHz なんかが取れますが、放送終了時の対応が平均してかなりアバウトです。

どの放送局も24時間終夜放送は行っていないため、毎日必ず放送終了を確認できるわけですが、終了時間は一様ではありません。

720kHzと630kHz では 21:00から2時間、日本語放送が行われますが、放送終了時は 22:58-22:59 前後、1分ほど、母国語(ロシア語)の国際放送が流れ、23:00 過ぎても数分間流れる事があれば、数秒で切れることもあります。

その他の周波数では、AM 00:00 JST または、AM 01:00 JST に放送終了しますが、これも一様ではなく、数秒過ぎる場合もあれば、数分間垂れ流しの場合もあれば、放送終了時間前にキャリア断ということもあります。
蛇足ですが、昨シーズンは好調だった 549kHz(Mayak) は、当ロケーションでは今ひとつ入感状態が悪いです。

更にこれらの放送局は、ロシア国内からみれば、ひとつの中継局に過ぎず、おそらくモスクワに有るであろう本局から垂れ流し形式のため、突然キャリア断のような形になります。

先ほども 1377kHz の放送が、2分ほど垂れ流し状態になっていました。 世界規模の景気後退で、昨年12月1日から続いているこの放送局の延長放送は、来年の春以降どうなるかは見通し立たないですね。

2008/11/27(木)昨日は昼間から中波遠距離局入感

2008/11/27 21:28 BCL(中波)
14:00 頃、当ロケーションで弱いながらも 1377kHz R.Yunost が明瞭でした。
そのままちょっとした用事で隣町の石狩まで行きました。

このときの気象衛星画像はこんな感じ:
200811271
〔仙台市科学館 過去の雲のようす 2008/11/26 13:00〕

これは、11/26 13:00 現在の可視画像です。
過去の気象衛星画像は以下で検索できるようです: 仙台市科学館 過去の雲のようす

また、このときの天気図は以下のような感じです:
200811271

日本海に高気圧、筋状の雲が無く、更に高層天気図にて、アムール川流域に寒気が確認できるとき(この図は今回は割愛)でした。

実際に受信した様子です:
 1377kHz R.Yunost
 1206kHz 延辺人民広幡電台
 810kHz R.Rossii

時間は、14:50 - 15:00 JST にかけてで、石狩湾新港にて受信。
釣りに来ている方々に紛れ込んでやっていました。
1206kHz が一番明瞭でした。810kHz では、丁度 15:00 の時報が取れました。
断続音6回目が毎正時。このような時報パターン欧州では多いようですね。
逆に日本・大韓民国・北朝鮮の時報パターン(400Hz,400Hz,800Hz だったかな?)は同一ですが、世界的に見るとユニークな部類です。

2008/11/20(木)気象との因果関係―中波 1377kHz

2008/11/20 3:46 BCL(中波)
1377kHz では、当ロケーションでは R.Yunost が 24:00 JST まで聴取出来る訳ですが、先日 14:00 JST 頃におもむろにカーラジオでこの周波数に合わせたところ(本当のところは、夜間に外出した際に合わせたものをそのままにしていただけ〔爆〕)、弱いながらも明瞭に取れたので、ちょっとびっくりしました。

晩秋の今の時期になると、日没前でも東京のTBSラジオやニッポン放送なども取れることがあるのですが、実際にはムラがかなりあります。

電離層伝播は日没後なので、昼間は何らかの要因で遠距離異常伝播する場合があるようです。
実際のところ、電波の伝播は解明されていない部分も多く、中波帯の謎の異常伝播に関しては個人的には対流圏の気温分布と日本付近の気圧配置に注目しています。

昼間、1377kHz にて聴取できた日、東シベリアから沿海州方面にかけてのアムール川流域に、上空 5500m付近にて -42℃以下の強烈な寒気が居座っていました。寒気の芯は海上に出ておらず、日本海付近から北海道にかけて高気圧に覆われていたため、大気の状態は雪などの障害物が少なく、比較的安定していたと思われます。このようなとき、中波帯で異常伝播が起きるのかもしれません。

ということで、勝手に自由研究しています(^^)

2008/10/30(木)1206kHz―延辺人民広幡電台

2008/10/30 23:45 BCL(中波)
中国大陸の吉林省東部の地域ですが、どうも昔の高句麗が治めていた地域でもあり、朝鮮語(ハングル)を話す韓民族朝鮮族が多く住んでいる地域です。通用する言語も朝鮮語(ハングル)です。
放送も中国でありながら、朝鮮語(ハングル)で行われています

 1206kHz 延辺人民広幡電台〔mp3形式〕

この中波放送局は現地が日没になると、AM 1:00 JST の放送終了時までかなり強力に取れます。
特徴は、人間の声にエコーを掛けるジングル(?)が目立つところですね。
数10年前の日本のローカルラジオ局もそういうの多かった気がします。

少なくとも 1206kHz 付近にローカル放送局が出ていない地域で、且つ中部地方から東の地域・北の地域では安定して聴取できると思います。季節変動は特に認められません。

2008/10/28(火)1377kHz― R.Yunost

2008/10/28 14:40 BCL(中波)
昨夜もお出かけついでに石狩浜です。昨夜は風が少し強い(ゆえにちょっと寒い^^;)
この前は目的を持って来たもの、今回は特に目的持たずだったので、ちょっと失敗。。。

今回は、中波帯は電離層波がいつもより弱い感じでいまひとつ。 ですが、1377kHz の R.Yunost がこの時期にしては状態よかったので、これを収めて帰ってきました。

 R.Yunost 1377kHz (2008/10/27 23:15 ICF-SW7600GR/石狩浜) 〔05:58〕

このラジオ局の雰囲気は味わえると思います。
現状、同じ周波数で出ている NHK第2が被ってきますが、これからの季節はNHK第2を押さえるようになり、冬至の頃を絶頂にする勢いで安定してきます。

2008/10/21(火)AM 4:00 JST 開始・・・

2008/10/21 4:27 BCL(中波)
何気に 810kHz で AFKN 聞いていました。
ところが、AM 3:55 頃、突然ロシア国歌が流れてきました。
R.Rossii がキャリアを流し始めたのです。AM 4:00 から通常放送です。

少なくとも札幌近辺では今のシーズンになると、夜間は沿海州方面が強力に入感するようになります。

1377kHz の R.Yunost は AM 4:00 から流れてきます。無変調キャリアそのものは10分くらい前から出ているようですが、、
NHK第2のキャリアが出始める AM 4:30 頃までは、東日本(特に日本海側)では比較的容易に聞き取れると思うのですが、どうでしょうか。内容的にはユーロ系が好みな方であれば飽きないと思います。

10/27 の朝からは AM 5:00 開始になるのだろうと思います。そうなると、北海道以外ではちょっと厳しいかもしれないです。

2008/10/18(土)昨日の続き

昨日は、確か 234kHz も取れたよなぁ、と思いつつ 20:00 少し前にチェックしました。

189kHz 34343 R.Rossii
234kHz 33333 R.Rossii
279kHz 34343 R.Rossii
657kHz 43444 平壌放送(別名:ラジオ金夜便)
720kHz 13232 657kHz とは別系統の平壌放送
810kHz 44433 R.Rossii

(ICF-SW7600GR+AN-1 にて受信)

234kHz は 22:00 JST 停波のようです。
ここ 見ると、234kHz にはマガダン(オホーツク海北海岸の都市)とイルクーツク(バイカル湖近辺の都市)とあるようですが、地理的にはマガダンですかね。
あと、225kHz でも R.Rossii らしき局が取れたのですが、ノイズに埋もれて判別不可能でした。

720kHz は 20:50 過ぎになると、サハリンのユジノサハリンスクからロシアの声日本語放送の為のキャリアが出始めるので、金夜便放送は抑圧されます ^^;

2008/10/17(金)長波帯が良かった

22:00 前後、何気に 279kHzを・・・
真冬並みの入感状態だったので、ちょっと調査を。

189kHz 34343 R.Rossii
279kHz 55454 R.Rossii
630kHz 34444 ロシアの声日本語放送
657kHz 23333 平壌放送(別名:ラジオ金夜便)
720kHz 23343 ロシアの声日本語放送
810kHz 33323 R.Rossii
1566kHz 32333 FEBC 日本語放送

(ICF-SW7600GR+AN-1 にて受信)
結局、状態が良かったのは 279kHz だけだったが、夏季は滅多に入感することが無い 189kHzが取れたので、長波帯の伝搬状態は冬季のような感じでした。

しかし、いつもは入感する 1377kHz や 1575kHz は全滅でした。
ここらへんは、まだ冬の状態ではないんですね。。

いずれにしても長波帯・中波帯遠距離局(DX)受信のシーズン到来です。

2008/10/15(水)石狩浜で遠距離局受信

2008/10/15 23:18 BCL(中波)
今日は午後少し休めそうだったので、久々に石狩方面へ何の用事も無しに出かけました。
自宅からは車を走らせて30分くらいです。 石狩川の河口付近にある灯台付近の駐車場で受信活動を行いました。
#画像撮影したが、どこかに消えてしまった..orz

さすがに障害物が殆ど無い海岸で、昼間から遠距離局が入感しています。 いくつかの局を録音してみました。

 279kHz R.Rossii
 720kHz Mayak
 954kHz TBSラジオ
 1206kHz 延辺人民広幡電台(ハングル)
 1575kHz AFKN(たぶん三沢局)
 2850kHz 平壌放送

石狩浜の灯台付近で、15:50-16:10 にかけて受信したものです。日没はこのあと約1時間ちょっと後です。
受信機は ICF-7600GR 単体(電池駆動)です。

このほかにも 1134kHz 文化放送、1242kHz ニッポン放送、1053kHz 中部日本放送、が入感しました。
1206kHz と、2850kHz の入感は意外でした。

279kHz はオホーツク海側に抜けると昼間でも安定受信できます。
720kHz は冬であれば、旭川の北、塩狩峠を南限とする地域まで昼間でも入感します。

車のボンネットの上に受信機と携帯録音装置を乗っけた形で受信しました。
さぞかし少し怪しげな感じの光景だったはずですが、通りかかった方々は無視してくれました(^^)

静かな場所なんですが、近くにビジターセンターがあるので結構な出入りがあります。

2008/09/14(日)ロシア極東中波DXシーズン到来

2008/09/14 19:20 BCL(中波)
野球シーズンも終わりに近づいてきました。野球シーズンは中波DXのオフシーズンと言ってもいいです。

昨日、久々に 1377kHz の Radio Yunost が 日没後少し経過した 19:00 過ぎくらいからカーラジオから入感してきました。
この時間帯に自動車乗り回すのも久々だったのもあります。

当ロケーションでも、まだ弱いですが、入感しています。
ICF-2001D+AN-1 の組み合わせでは全く取れませんが、ICF-SW7600GR+AN-1 の組み合わせだと弱いながらも入感します。 現在は、北に行くほど昼間の時間は長いですが、秋分過ぎると、今度は北に行くほど昼間の時間が短くなるので、秋分以降が本格的なロシア極東方面の中波DXシーズンインです。

昨年は、12/1 から延長放送だったので、17:00 以降はどうにも受信不可だったですが、今年は昨年12/1 以降からずっと延長放送体制のようですね。 23:00 頃まで受信できると思います。