2006/12/11(月)PLC行政訴訟の訴状が公開
2006/12/11 5:24
PLC行政訴訟公式サイト にて、 訴状 がPDFファイルにて公開されています。
「訴状」なんていうものは、見る機会なんて無い訳ですが、もっと小難しく形式的で仰々しいものかと思っていたら、こんなものなのかと。^^;
原告団がアマチュア無線やっている方々が中心なので、致し方ないのですが、PLCの悪影響がアマチュア無線だけに留まらないことを訴えるのには、ちょっと弱いかな、という印象を持ちました。
色々な分野の方々に原告団に参加してもらう事が、かなり大切ですね。。
いずれにしても、少し長い戦いになる気がします。
2006/12/09(土)そういえば
2006/12/09 13:13
#にわかに時間が取れない状態になっていますが.. ^^;;
2006/12/03(日)早々と有志のPLC実験報告が上がってきました
2006/12/03 16:48
→ ビデオ速報:これがPLCの雑音だ!松下PLCアダプター実験
なんというか、あまり改善されていないみたいですね。
まぁ、ごり押し販売は予想通りですが、ノイズレベルは予想以上です。
ちなみに当ロケーションでは、ラジオから 50cm 以内に複数のデスクトップコンピュータがあります。 FM帯のノイズはなかなか凄まじいですが、ノイズ対策を曲りなりにでもやってはいるので、放送局が聞けなくなる、ということはありません。
ACアダブタにフェライトコアを付けてみるとか、 ノイズ逓減コンセント使ってみるとか (← これPLCには駄目なんだっけかな? >詳しい人)、一般に知られているのいノイズ回避策を講じても駄目だった、くらいの内容であれば、理解に苦しむ推進派の文句も減ると思うんですが。
#かなり強烈な電波として輻射されるようなので、相当困難な気がします。
続報に期待しましょう。
2006/11/20(月)詭弁のガイドライン―PLC編
2006/11/20 15:18
「PLCは短波通信に大きな妨害を与える」と言ったのに際し、PLC推進派が,,,
1:事実に対して仮定を持ち出す
「PLCは短波帯にノイズを撒き散らすのは事実だが、もし短波帯が無線通信で使われなかったらどうだろうか?」
2:ごくまれな反例をとりあげる
「だが、アメリカでは、PLCの通信事業者発足の動きがある」
3:自分に有利な将来像を予想する
「何十年か後、無線LANが利用できる保障はだれにもできない。」
4:主観で決め付ける
「コンセントに接続するだけで、即LANが使えるこんな便利なものを一般人が歓迎するのは目に見える話しだ。」
5:資料を示さず自論が支持されていると思わせる
「ノイズについては、既に総務省の厳しい基準を満たしている。」
6:一見関係ありそうで関係ない話を始める
「ところで君はコードレスヘッドホンが無線LANと同じ周波数帯で使われているのは知ってるか?」
7:陰謀であると力説する
「PLCに反対する奴らは、既得権を維持するためにやってるだけだよ。お前たちは権力に踊らされているだけ。痛いね。(プ」
8:知能障害を起こす
「いまどき、短波なんて誰使うの、古くさいねぇ、おやじ脂がまみれてるよ。プッ」
9:自分の見解を述べずに人格批判をする
「PLCに反対する奴らは、現実を知らないだけ。もっと現実をみろよ。」
#そっくりそのままお返ししますだよ(苦笑)
10:ありえない解決策を図る
「結局、短波通信を全部廃止して、国際放送も全部TVにしちゃえばいい訳だよね」
11:レッテル貼りをする
「PLCに反対するやつらって、無線オタクだけだろ?これだからなぁオタクは」
12:決着した話を経緯を無視して蒸し返す
「総務省のノイズ基準は、厳しすぎる。なんで厳しいの?」
13:勝利宣言をする
「PLCが次世代のLANになる事はもはや規定の事実なんだが。」
14:細かい部分のミスを指摘し相手を無知と認識させる
「フレキシブルノッチフィルタも知らんの?もっと勉強しして出直して来い」
15:新しい概念が全て正しいのだとミスリードする
「短波はもう過去の遺物だよ。判ってねぇな」
実際に議論を眺めているわけではないが、議論している場があるとしたら、これに似たレベルで議論されていると勝手に想像しています ^^;
2006/11/14(火)12/9 から発売開始―松下のPLCモデム
2006/11/14 17:19
PLCアダプター発表会速報メモ
ついにPLC製品登場。12月9日発売、最高速度55Mbps。ただし「壁コンセント直結」で
松下PLCは「屋外へ垂れ流し」「障害窓口ナシ」(電力線通信アダプター発表会後編)
〔ライター三上さん〕
さすがに 190Mbpsの通信速度は、誇大広告だわなぁ。。
発表によると、UDP 80Mbps MAX、TCP 55Mbps MAX らしい。
しかし、どうやら(予想どおりというか)、とんでもない代物のようです。
松下によれば、ラジオにっけいとアマチュア無線以外に短波通信はまともに使われないと思っているらしい。
航空洋上管制や漁業無線などに問題出たら、松下が全て責任取るつもりなのかな。
下手すれば人命に係わる事故がおきますよ。
まずは個人向けの販売というところが、きな臭いです。
で、販売価格はちょっと高めですね。
来月は、有志の使用レポートが各所で上がってくるものと期待しています。
メーカーの認識の甘さが露呈するものと予想しています。今のところ。
2006/11/08(水)いよいよPLCモデム製品化?
2006/11/08 14:32
時々、眺めさせていただいておりますが
→ 松下のPLCアダプター新製品発表会 11月13日に 〔三上@ライター さん〕
これ見たのは、この記事が書かれてから2日くらい後ですが、情報工作(?)な記事も出たことだし、行政訴訟準備も着々と進んでいることだし、ということで....
東京はとても行くことが出来ないので、関心があって出向くことが出来る方は、以下の点なんかを確認して貰えると嬉しいかもです。
・販売には総務省の認定が必要だが、その見込みはあるか。もしくは既に認定されたのか。
・外国(ポルトガルなど)では、PLCを規制した例もあるが、そんなものを何故製品化するのか。
・かねてから懸念されている、短波帯の既存通信への影響は、実際にどの程度検証したのか。
(検証したのなら、説明責任を果たすために、データを広く公開するべき)
・もし、後日懸念が明るみになった場合、メーカとしての対策は考えているのか。FF式ストーブの前例もあるように、事が起きてからの対策では遅い。
・行政訴訟の動きがあるのはご存知か。
・電源コードはツイストペアで無いと駄目か。
・将来、ノートパソコンなどの情報機器に組み込む予定はあるか。
まぁ、答えられないとか、回答をごまかすとか、曖昧にするとかであれば、販売差し止めに動くのが懸命です。
しかしながら、こういう発表を一度でもやると、懸念されるのが無認可もの海賊版なんだけどね。。
2006/11/07(火)早速、情報工作ですか・・・
2006/11/07 14:41
電気配線で高速通信までのハードルはこれだけある 〔@IT〕
無知な層がこの記事見たら、PLCは薔薇色な世界に見えることでしょう。
ノートパソコン? まぁこの記事書いた人が想像するほど普及はしないでしょう。
残念ながら、無線LANの方がまだ手軽で現実的。
何よりも「短波無線通信への社会的な著しい弊害」には、当然、ノータッチです。どこにも書いていない。 家庭で使われるのが一番困る。
通信技術やる人は、有線派と無線派がいるようで、両者は実際は、水と油の関係です。
というよりも、有線派は感情的に無線派をけなすというパターンが多い。
有線通信技術は、無線通信技術から派生した応用技術。 無線派からみると、有線通信技術は決まりごと(=通信プロトコル)でがんじがらめに見え、 つまらないものです。
しかし、今後は、両者に長けていないと生き残れないですね。
両者に長けておれば、PLCがこれほど揉め事にならずに、自動的にお蔵入りする種類のものになり、全く別のものが出てきたかもしれません。
2006/10/30(月)PLCに関して行政訴訟の動き
2006/10/30 19:13
「10/31 までに 100人の原告団結成目標」とのこと。
参加したいのは山々なのだけれど、裁判費用の工面は現状、かなり困難だからなぁ、、、
出来ることといえば、blog の調子悪いということなので、サーバ無償開放くらいのことしか出来ないが....
#お知り合いに関係者の方いる人は、その件よろしくお伝えください....
2006/09/14(木)PLCは家電メーカごり押しで認可されましたよ・・・
2006/09/14 14:39
一旦は御取潰し寸前になったPLC(高速電力線通信)ですが・・・
【速報】高速電力線通信がついに解禁,省令改正へ 〔ITPro〕
【続報】「PLC解禁案に対する意見書は異例の分厚さだった」--電監審会長が会見〔ITPro〕
電力線通信は解禁か制限か〔slashdot Japan〕
既にPLCを導入している外国では、そのノイズが問題となって、事業縮小とか、ポルトガルあたりでは使用禁止とかの措置がとられているようなんですが、そういうことはスルーなんですな。
欠陥だらけな技術で駄目だったから、政治使ってごり押ししたんですよ。これが資本主義(の欠点)ですね。
1960年代-1970年代の公害問題と同じことが別の形で置きそうです。
しかしながら、健康被害が出るわけではないので、物凄く厄介です。
どうも経済にしか興味が無い連中は、被害が自分達の身に直接降りかからない限り、技術者の言う懸念ごとは絶対聞かないらしい。
#スペースシャトルの爆破事故も、政治・経済的理由だけで技術者の言う懸念を無視したのが原因。
ITPro の記事によると、認可手続き的には、一見やや厳しいですが、その基準は明確ではないようです。
slashdot Japan の記事へのコメントも面白いです。
確かに「電波漏洩=データ盗まれる」ていう思考回路が働かない一般ユーザは多いかも。
2006/06/06(火)PLCの話し、どうなったべ?
2006/06/06 16:07
ここ(HF-PLC Watching Site) の 2006/06/05 の記事眺めると、どうやら、規制値は10dB低い値になったようです。 雑音レベルを実測したら、環境雑音より 10~15dB 実際には高かったんだと。(だから、実際は、机上の論理と違うって何度も指摘してるだろが)
コメントにもありますが、「電波環境保護」を謳うなら、-10dB ではなく、 少なくとも -15dB するべきでないかな?全然客観的でなく、相変わらず推進派に甘すぎ。
-15dB は、単純に考えれば、およそ 30分の1という話しになります。
本当にPLCを使いたければ、やはり -20dB ~ -25dB して、5dBμA - 10dBμA という規制値が我慢できる値というレベル。
-20dB は 100分の1、-25dB は 約300分の1.
今までの推進派の話がどれだけ環境的に危険なものだったか、多少でも理解して頂きたく。
それと、推進派は「導入ありき」一辺倒ですが、懸念派は必ずしも「導入撤回ありき」ではないことに注意を。
このやり方はVHF帯以上の周波数帯には通用するかもしれんが、1Wな電波でも下手すれば、何1000km も伝播してしまうことが往々にしてある短波帯だと、ノイズを近隣だけでなく外国にも撒き散らしかねないなんてことも有り得る話。