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道南(どうなん)=うすい赤、道央(どうおう)=黄、道北(どうほく)=緑、道東(どうとう)=青・紫。 北海道の一般的な地域割りです。
更に道東は一部を「オホーツク海側」(=紫)として区分けしています。
道央は、地理的に北海道の西に偏っているのに、この呼称です。
理由は簡単。北海道庁の本庁が札幌にあるから。
今や、北海道の総人口の半分を占める地域です。
旭川や富良野は、地理的に北海道の真ん中あたりですが、道北なのです。
一般に、網走支庁管内(地図の紫の部分)は、道東なのですが、北西−南東方向に長く、 紋別あたりの北西地域は道北、網走や知床あたりの南東地域は道東、という意識があるようです。
しかし、同じ道東の釧路・十勝・根室地方と気候が全く違うのと、地域事情も違うので、 現在は網走支庁管内は「オホーツク海側」と表現するようです。 気象も日本海側にも太平洋側にも区分けできない「オホーツク海側気候」です。
北海道警察では、面積が広いため、5つの方面本部を設置していますが、
この区割りと殆ど同じです。
道南=函館方面本部、道央=札幌方面本部、道北=旭川方面本部、道東=釧路方面本部、オホーツク海側=北見方面本部。
NTT DoCoMo も固定電話への通話地域区割りの料金体系が同じ区割りです。
しかし、この区割りはやはり無理があることがなんとなく判るかと思います。 日高地方、えりも岬まで道央です。
地元の人は余りそういう意識はなく、「日高は日高」という感覚ではないかと。
似たような地域が、新潟県・長野県・山梨県。区割りに結構困る地域です。
現状は、
(甲)山梨県=電気は東京電力。電気通信関係も関東の管轄。
(信)長野県=多くの国の役所管轄が、新潟と一緒。北陸3県と別。
(越)新潟県=電気は東北電力と中部電力が混在。
気象関係は「北陸地方」でまとめてひと括りされることも。
どうしようも無いときは、3つの県をまとめて「甲信越地方」なんですが、山梨と新潟を一緒にされてもピンとこないのではないかと感じます。
ちょっと無理があるかな、というのが京都府と岐阜県。
京都府は日本海に面している部分あるし、岐阜県は南部は名古屋都市圏に隣接だが、北部は飛騨の豪雪地帯。
少し曖昧な部分が見え隠れするのが三重県。
れっきとして「東海地方」且つ「中部地方」ですが、三重県南部に行くほど、「三重は三重」という感覚ではないかと。