○冬型の気圧配置 別名「西高東低の気圧配置」とも言われます。 こうなると、北海道の日本海側とオホーツク海側では強い西寄りの風が吹いて、天気が荒れる場合が多いです。 この図は等圧線(図の白い線)が斜めになっているので、西風が吹き、札幌付近は晴れますが、岩見沢や旭川で大雪になります。 縦に南北方向に等圧線が描かれると、北西の風(季節風といわれます)が吹き、札幌で大雪、旭川付近では比較的晴れます。 |
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○日本晴れの気圧配置 移動性の高気圧が広く日本を覆うとおおむね日本晴れになります。 南風が吹くので、北海道東部の太平洋側では、海水温が低いと霧が発生し、雲が多い天候になることがあります。 釧路でそのような状況で曇っている場合、フェーン現象が起き、網走や北見では5月でも気温が30℃を越えることもまれにあります。 |
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○夏型の気圧配置 西側から、太平洋高気圧が勢力を強めて、日本付近を覆います。 この高気圧は海洋性で湿り気が多いので、蒸し暑い夏になります。 また、この高気圧は日本付近に低気圧や台風を寄せ付けず、台風は、南からこの高気圧の勢力範囲の端をなぞるように、西へ移動していきます。 時たま、この高気圧が熱帯からの暖かい空気を運んでくることがあり、このようなときは、札幌、旭川、帯広、網走といったところでは、日中の最高気温が、36℃〜37℃になります。 また、この高気圧は釧路に夏の霧をもたらす元凶でもあります。 |