2005/12/12(月)Courier-Maildrop と バーチャルドメイン運用な Postfix の連携

 基本はここです → Postfix + Maildrop Howto 〔Postfix のぺーじ〕
 ウチでは、FreeBSD 5.4上で稼働させ、LDAPでユーザ管理やっていますが、同じように応用できました。
 Maildrop は procmail 同様、ローカルメールサーバで使うメールフィルタですが、
 バーチャルドメインの扱いなどが、procmail よりやりやすいので、こちらを採用。

 入手は → こちら のページの下の方から。現行最新バージョンは 2.0.1 です。
 Courier シリーズなソフトなので、他のソフト、例えば有名な Courier-IMAP と同様、
 一般ユーザでコンパイルまで行い、インストールを root ユーザで行います。
 こんな感じで作業を行います。必要ないオプションもあるかもしれません(爆)
 
 % setenv CPPFLAGS -I/usr/local/include
 % setenv LDFLAGS '-L/usr/local/lib -L/usr/lib -L/lib'
 % tar xvyf maildrop-2.0.1.tar.bz2
 % cd maildrop-2.0.1
 % ./configure --prefix=/usr/local/courier
                --with-etcdir=/usr/local/courier/etc
                --enable-maildrop-gid=mailuser
                --enable-trusted-users=vmail
                --enable-trusted-groups=mailuser
                --enable-syslog=1
                --disable-tempdir
                MAKE=gmake
 % gmake
 % su
 # gmake install-strip
 # gmake install-man
 # cd /usr/local/courier/bin
 # chmod 4755 maildrop
 # chmod 4755 lockmail

 
※注意:事前に courier-authlib と pcre ライブラリのインストールが必要です。
    ./configure の部分は見やすいように、複数行にて記述しているが、実際は、改行せずに1行で入力。
    ユーザ名・グループ名・ディレクトリは実際のマシンに合わせて適切に変更すること。

 trusted ユーザIDの設定を行わないと、エラーになって配送しません。
 chmod にて setuid しておかないと、エラー 0x06 になり、これも配送されません。
 しかしまぁ、Courier シリーズはそこそこ造りの質は良いのに、日本語な情報が少なくて難儀しています。