2004/12/30(木)ロシアも駄々ごねか?

 最近、ロシアのプーチン大統領が、「4島返還要求に不快感」を示しているらしい。
 なんでも、1956年の「日ソ共同宣言」で、「色丹・歯舞を平和条約締結後に返還する」と明記してあり、批准までしているのだとか。
 おおよそ、強奪されたものを返還要求するには、あまりにもお粗末な話である。
 しかし、当時のソビエト連邦は、「領土問題は存在しない」の一点張りが長く続き、1993年にエリツィンが来たときの東京宣言で、やっとまともに問題として認識したという状況である。
 あのプーチン大統領は「私は法律の専門家」と威張る。
 だったら、1855年の日露和親条約(だったかな)の、国境線画定の事実を持ってくるべきだろう。
 プーチンのこの主張そのものが、どこかの公共事業なんでも反対派を見ているのとダブってしまうです。はい。

2004/12/24(金)まだあの話生きていたのか。。 ^^;

 2~3年前、「札幌の狸小路あたりに中華街作るべ」という話があったのですが、
 今日は例の中国の駐日大使が札幌にやってきて、「やることに意味がある」とかいう話を北海道知事にしたらしい。
 街を作るんだから、札幌市を抜きには進められんが、あの市長ならノリノリなんではないかと思われ。。
 ま、いいけど。場所あるの??

2004/12/16(木)整備新幹線(北海道)

 政府与党の整備新幹線検討委員会なるものが、
 新青森~新函館間の2005年度からの着工、2015(平成27)年度末までに出来るだけ早く開業する目標で正式決定したそうです。
 区間全体の工事費は 5,000億円。新幹線規格で完成しているトンネル区間(82km) は、三線化、
 残り区間(66km)は多くがトンネルのようです。
 地元ローカルTV局では、NHK,STV を筆頭に繰り返し報道していました。
 でもまだ予算成立したわけではないからねぇ。。
 JR的に儲かるのが目に見えている札幌までは更に1兆円かかります。北海道開発庁予算でも使わんと無理っぽい。
 僅かずつ減っている北海道の人口減少を止める効果くらいはありそうですがねぇ。。
 (一応、北海道新幹線については、反対している政党は皆無ですが、民主党の横路グループあたりがごだごだするかも)

2004/12/10(金)整備新幹線(北海道)

 いつもより、ここを訪れる方々多いので。。(爆)
 一番長い期間放置プレイ(30年!!)されてきた北海道新幹線の一部(新青森~新函館)が事実上の着工決定というニュースが地元ローカル局でも結構流れています。
 「青函トンネル抜けたらそこはソ連だった」という本州の香具師は激減するとは思うが、まだ最終決定ではないので、見て呆れるほど先送りの連続で「本当に着工するのか」まだ疑念が残っています。
 12/17 政府・与党決定、12/20 財務省内示、というプロセスがあり、更に予算編成が来年3月、4月までかかるので、この時点で計上されるまでは簡単に反故にすることもあり得るからです。

(2005、2006年度は、基本的に準備期間なので、本当に銭がかかる土木工事はやらないと思う)
 今となっては、北陸と長崎と同列に扱う(国土幹線と支線)こと自体がおかしな話なのは、まともな有識者の間では理解されているのですが、在京マスコミがそこを潰している構図です.

 道路には毎年10兆円単位の事業費かけている事実からみたら、本当に小額の規模なんですがねぇ >整備新幹線

2004/11/25(木)社会実験と称して高速道路料金値下げ

 今日から3週間程度の間のようですが、札幌の高速道路通行料金実質値下げを実行するようです。
 札幌市内の高速道路には 400円の均一料金区間があって、従来は

札幌西─札幌南

 の区間ですが、今回の実験は

手稲─札幌西─札幌JCT┬札幌南─北広島
           └江別西


 の区間が 400円になるようです。
 手稲からは北広島、江別西へ行くのに半額以下になり、一番恩恵受けます。
 北広島と札幌市内の間は、250円値下げの形になります。
 国道5号線の混雑緩和と、国道274号線の渋滞緩和が予測されますが、現状でも札幌西-札幌南は、
 ラッシュ時は車は多いけれども流れている(収支も結構な黒字区間です)という状況で、やってみないとわからん、
 という感じではあります。

2004/11/16(火)「とん汁」は

 北海道では、一般的には「ぶたじる」と呼称します。
 「とんじる」だと「音・訓」の組み合わせで、中学時代の国語の教師に言わせると、日本語としてはあまり誉められない言葉のひとつなのだそうで。標準語となっていますが。

 「ぶたじる」だと「訓・訓」の組み合わせで日本語として自然。確かにそうです。

2004/11/06(土)カントリーサインのデザイン変わってました

決して珍しいことではありませんが、頻繁にはありません。
 北海道内では、今や定番になっている代物です。

 古いほうは 2001年撮影。
 新しい方は、恐らく今年になってからデザインが変わったものと思います。
 撮影/画像校正技術も進歩したみたいです(爆)
 こうしてみると、古いほうのカントリーサインは、
 何をデザインしたのかよくわかりません。

 ちなみに本別町は、十勝地方にある、人口9,000人余りの町です。
古いほう新しいほう 

2004/10/30(土)チャレンジャーな道路

 北海道の国道には、さすがに存在しませんが、主要都道府県道には、いくつか存在します。
 主要道道 115 号と 32 号は、札幌からは日帰り圏内の場所です。

 主要道道 115 号 歌志内市の区間全線、芦別市の一部区間 約12kmのダート
  ところどころに退避場はあるが、トラックの通行は不可能です。

 主要道道 118 号 美深町小車?中川町板谷の一般道道 964 号までの区間 約15km のダート
  数年前、がけ崩れで通行止めになって以来、現況確認していません(爆)

 主要道道 32 号 豊浦町の高速道路高架下?豊浦町新富の一般道道 914 号までの区間 約7km のダート
  退避場は申し訳程度にあるが、幅1.7m 以上の幅がある乗用車は、退避場でもすれ違いは困難です。
  ガードレールも無く、注意を要します。
  当然、トラック通行不可です。今まで走った道路では一番怖かった(爆)

2004/10/28(木)国土交通の問題だけで済まないような...

 相変わらず整備新幹線の動向を追っていますが、北海道、北陸、長崎で状況が全く違うようです。
 面白いのは、反対派が、「自分のとこはいらん、他の路線に予算回すべきだろ」で共通している
 (全部いらん、という反対派ももちろん存在する)が、根拠に出来る客観的なデータや資料が皆無なこと。
 単純に「いらん」だけの感情的な意見はうんざりなんだが... #まぁ、裏を返せば必要性を認めていることになるが....
 「いらん」と反対するならば、なぜ「いらん」のか、のまともな説明が欲しい。

北海道:青森県の地元負担分がネックか...
 北海道新幹線の場合、東日本一帯の交通体系に大きく影響するため、
 青森県の都合だけで振り回されたらたまったもんではないです。
 国土の背骨であり、千歳―羽田間で年間1000万人近い輸送(世界一なのは有名)で、
 過度の航空依存で交通費が航空寡占状態になっている現実もあります。

北陸:費用対効果の詰めがネックか...
 北海道新幹線ほど厳しい検証が行われた形跡は表面上、なかなか見当たりません。
 採算性は、北海道新幹線の反対派に言わせれば「北海道より収支がある」、
 北陸新幹線の反対派に言わせれば「最も赤字の可能性が高い」
 で、どちらも検証できる資料が見当たらないので、このような状況になるのだと思います。
 いまひとつ問題なのは、田中角栄のまねをして「我田引鉄」を目論む大物議員がいる点。
 そんな手法を露骨にしたら、逆に「本当は必要ありません」をアピールしてしまう
 (下手すると間違ったメッセージを与える)のではないかなと。

長崎:佐賀県の出方次第...
 他の2線は、行政の反対は無いが、佐賀県が、並行在来線の強化を主張していて揉めている様子。
 客観的に見ても、必要性では一番不利な立場なのは否定できない。


 ここでもめるのは、国の公共事業予算を削減する状況下なので、単純に慎重になっているだけのこと。
 加えて、国鉄の記憶がトラウマになっている役人が健在であることが一因でしょう。
 しかし、整備新幹線の費用総額は約6兆円ですが、比率からすれば、1年間の社会保障費の3割程度でしかありません。
 (未着工区間に限れば、総額3兆円余り)
 逆に社会保障費が掛かりすぎです。公共事業のうち、高速道路は毎年3000億の予算です。
 社会保険庁の散材をなくせば、整備新幹線の事業費はそれほど苦労しなくても捻出できるのではないかと。
 病院に通う老人をサポートする(それも必要)よりも、元気な老人を増やすような政策に何故できないのか。
 このあたりまで総合的に考えないと駄目なのかもです。